ボランティアコンサート
2011/8/31(木)17:00〜 (ホスピタルストリートにて)
『スペシャルコンサート!』(ヴァイオリン:千住真理子様、ピアノ:丸山 滋様)
世界的にご活躍の千住真理子さんがスペシャルコンサートを開催してくださいました!!
千住さんと言えばヴァイオリンの名器、ストラディヴァリウスの「デュランティ」と運命的な出会いを果たされたことで有名ですが、当日はその「デュランティ」をお持ちくださり、ホスピタルストリートを素敵な音色で包んでくださいました。

今回、お忙しい千住さんに演奏していただけるようになったのは、消化器外科の比企先生と幼馴染でいらしたこと、また千住さんのお母様でエッセイストの千住文子さんが当院で治療をされたことがきっかけでした。

千住さんの演奏を聴きたい!と、開演1時間前からホスピタルストリートには沢山の方がお見えになり、コンサートが始まる頃には会場を埋め尽くすほどの患者さんやご家族に集まっていただきました。
演奏前から会場は熱気が溢れて、期待に胸を膨らませていた方が大勢でしたが、演奏が始まると、予想以上に皆さんじっと耳を傾けて、ストラディヴァリウスの音色を堪能されていました。

日本で"ボランティア"という言葉が知られていない頃から、永年、訪問ボランティア演奏の活動にも取り組んで来られた千住さんのお人柄あふれる素晴らしいコンサートで、『まさか入院中に千住さんのヴァイオリンを聴くことができるとは夢にも思わなかった!』と涙を流して、嬉しそうにお声をかけてくださった患者さんもいらっしゃいました。また、当日お手伝いしたボランティアのメンバーも『蒸し暑い中、沢山の汗をかきながら、演奏してくださった千住さんのお姿にも感動しました。』とコンサートが終わった後も、しばらくは興奮が冷めませんでした。

『演奏することで楽器からパワーをもらっています!』とおっしゃっていらした千住さんですが、今回、患者さんやご家族の心に響く素敵な演奏でどれほど患者さんやご家族を勇気づけてくださったことか、本当に心から感謝しております。
千住さんをはじめ、ご協力をいただいた皆さま、本当にありがとうございました。