ホスピタルコンサートのご報告
【開催日】 2012年6月11日(木)17:00〜
【場 所】 12階緩和ケア病棟、1階ホスピタルストリート
【内 容】 千住真理子コンサート
【演奏者】 (ヴァイオリン)千住真理子様、(ピアノ)丸山 滋様

6月11日(月)に世界的なヴァイオリニストとしてご活躍の千住真理子様とピアニストの丸山 滋様をお迎えしてスペシャルコンサートを開催いたしました。千住さんと丸山さんにお越しいただいたのは、昨年8月に続いて2回目となりますが、千住さんが演奏するヴァイオリンの名器ストラディヴァリウスの「デュランティ」の音色をぜひ聴きたいと、今回も沢山の患者さんご家族にお集まりいただきました。

演奏していただいたのは8曲、バッハの「G線上のアリア」、ショパンの「ノクターン第2番」、シューマンの「トロイメライ」、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲より第18 変奏」、アイルランド民謡の「ロンドンデリーの歌」に加えて、日本の曲も演奏してくださいました。
そして、千住さんのお兄様で作曲家の千住明さんがプロデュースされ、昨年秋に発売されたCDにも収録されている、滝廉太郎/千住明編 の「荒城の月」、成田為三/千住明編の「浜辺の歌」、そして最後に演奏していただいたのは、千住明さん作曲でNHK大河ドラマでもお馴染みの『風林火山』のテーマ曲で、今から5年ほど前に放送された大河ドラマでしたが、会場の皆さんも懐かしそうに演奏を聴いていらっしゃいました。

今回は千住さんのお知り合いが当院に入院中ということもあり、1階ホスピタルストリートでの演奏前に、12階の緩和ケア病棟でもミニコンサートを開催していただきました。緩和ケア病棟には1階のホスピタルストリートまで降りてくることができない病状の患者さんもいらっしゃることから、千住さんがご配慮くださり、緩和ケア病棟と病院ホスピタルストリートで2回も演奏してくださいました。

魂を込めて演奏してくださった、という千住さんの演奏は大変素晴らしく、涙を流しながら演奏に聴き入る患者さんが大勢いらっしゃいました。また、音楽から沢山のパワーをいただいたという嬉しいお声が、コンサート終了後も沢山寄せられました。

患者さんやご家族にとってはもちろんですが、病院スタッフや当日のサポートをしたボランティアのメンバーにとっても、大変心温まるコンサートでした。
素敵なコンサートを開催してくださった、千住さん、丸山さん、本当にありがとうございました。