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膵がん化学療法中の患者サポート(PANDAプログラム)について

最終更新日 : 2018年3月6日

PANDAプログラム

膵がんは難治性がんの代表と言われています。化学療法の進歩により、以前に比べ長期生存が見込める可能性が増えたものの、がんによる症状や抗がん剤治療の副作用への対策、利用可能な公的社会サービスや栄養サポートの情報提供など、患者さんがよりよい治療を受けるだけでなく、日常生活を安心しておくるために必要なサポートは十分とは言えない状況です。

そこで当院では、医師(主治医、緩和治療科医師)、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、栄養士が、抗がん剤治療開始直後より治療と並行して支援を行うプログラムを開始しました。

多職種の専門スタッフが直接患者と関わり、必要なケアをその場で実践し、安全・安楽な治療環境を提供することを目標に、「PANcreatic Direct Approach : PANDA」と名付け、少しでもより良い治療環境が提供できるように取り組んでいます。

抗がん剤治療開始と同時に下表に示すような非常に多職種の専門スタッフが患者さんと関わります。治療中に、困ったことが生じた場合、主治医はもちろんこのプログラムに関わる全てのスタッフが親身になってサポートします。いつでもご相談ください!

PANDAプログラム概要

2015年より本プログラムの作成に着手し、2016年より開始しましたが、まだ発展途上であり、よりよいプログラムを目指して、定期的なミーティングを行うとともに、各部署のメンバーがそれぞれの学会で発表し、各方面の意見を取り入れています。

(学会発表)

長崎礼子. PANDAプログラム. 第54回日本癌治療学術集会. 2016年10月
大友陽子. PANDAによる継続支援の評価. 第22回日本緩和医療学会学術大会. 2017年6月
上田美佐江. PANDAによる早期介入の評価. 第19回日本医療マネジメント学会学術総会. 2017年7月
横川貴志. PANDAの現状と課題〜薬剤師の視点より. 第48回日本膵臓学会大会. 2017年7月
黒田直子. PANDAによる外来看護師の支援状況. 第32回日本がん看護学会学術集会. 2018年2月

(著書)

長崎礼子. PANDAプログラム作成の経緯. がん看護. 2016;21(7):722-5.
大友陽子. 進行再発膵がん患者に対するPANDAの概要がん看護. 2017;22(1):75-9.
尾阪将人, 長崎礼子. 膵がん患者ケアの新モデル!−がん研有明病院のPANDAプロジェクト. Cancer Board Square. 2017;3(2):199-204.

(受賞)

日本がん看護学会平成29年度学術奨励賞 教育・実践部門

日本がん看護学会平成29年度学術奨励賞

 

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