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診療科・部門紹介
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緩和治療科

緩和治療科

最終更新日 : 2016年11月28日

緩和治療科とは|診療実績スタッフ紹介

緩和治療とは

奈良林至
奈良林至
緩和治療科部長

「緩和治療・ケア」は、がんと診断された時から開始し、がんに伴うからだや心の苦痛を和らげる医療です。当院の緩和治療科は、がん疼痛などのからだの苦痛や不安、抑うつなどの心の苦痛の治療を専門とする緩和ケア医・専門看護師や認定看護師が軸となり、各職種を交えたチーム医療で、病気の全過程において「がんに伴う苦痛“ゼロ”」、そして「最後まで患者さんを見放さない医療、療養環境」を、緩和治療科外来、緩和治療病棟、各病棟での緩和ケアチーム診療(回診)、病病・病診連携にて提供することを目指します。

(1)緩和治療科外来

当院の緩和治療科外来は、抗がん剤治療などのがんに対する治療を受けている・いないにかかわらず、心身の苦痛を軽減するための治療や工夫を行っています。

<当院通院中の患者さん>

苦痛緩和が難しい苦痛症状がある場合、主治医に相談し主治医が必要と判断した時に緩和治療科外来を受診してください。緩和治療科外来では、主治医と連携し苦痛症状が出ている原因を調べながら、苦痛を緩和する治療を行います。外来治療で苦痛緩和が難しいときは、緩和治療病棟に入院し苦痛緩和のための治療・ケアを行い、苦痛が緩和したら退院して外来で治療を継続します。

<他院通院中の患者さん(当院は緩和治療科外来のみ受診)>

まず、当院のがん相談支援センター(下記問い合わせ先)へご連絡ください。その際、当院緩和治療科についてご説明させていただきます。受診される方は、緩和治療科外来受診当日に下記必要書類を持参ください。

将来的に当院緩和治療病棟に入院希望の方は定期的な外来通院をお願いしています。ご紹介いただいた医療機関と当院緩和治療科外来は併診となり、当科外来のみの通院はできません。

入院をお待ちいただいている間に、入院が必要となった場合は、ご紹介いただいた医療機関に入院をしていただきます。その場合、緩和治療病棟のベッドが空き次第、転院となります。

【問い合わせ先】

電話番号:03-3570-0419
受付時間:平日 月〜金 9:30〜12:00 14:00〜16:30

【緩和治療科外来受診当日に持参いただく必要書類】

ご紹介いただく医師に準備いただくもの

  1. 主治医からの「診療情報提供書」とMRI・CT・検査データ資料等
  2. 当院所定の「緩和治療科外来・緩和治療病棟を紹介される医師の方へ」

※下記から直接ダウンロードしてください

(2) 緩和治療病棟(Palliative Care Unit:PCU)

がん研有明病院では展望の良い最上階に患者さんとご家族が自宅同様に十分なプライバシーが守られかつリラックスできる環境として25床全室個室のPCUを設置しました。入院が必要ながんに伴う様々な苦痛に対し、チーム医療で最良の治療・ケアを提供します。なお、PCUへの入院にはPCU入退棟検討会を経ていることが条件となります。

緩和治療科のご案内 緩和治療科外来・病棟のQ&A

どういう時に緩和治療科外来を受診するのでしょうか?
当院では、主治医による苦痛緩和が難しい苦痛症状がある場合、 将来緩和治療病棟への入院を希望される場合に緩和治療科を受診していただきます。
苦痛症状や将来緩和治療病棟への入院希望がある場合は、主治医に相談し主治医が 必要と判断したときに緩和治療科を受診してください。
緩和治療科外来はどのように受診するのですか?
当院通院中の方と他院通院中の方では受診手続きが異なります。
<当院通院中の方>
主治医が予約を取りますので、主治医にご相談ください。
<他院通院中の方>
がん相談支援センターにご連絡いただき、緩和治療科外来を予約してください。 初診時には、紹介状等必要な書類があります。
緩和治療を始めたら、他の治療や検査はしないのでしょうか?
そんなことはありません。
当院では患者さんの70%が抗がん剤治療、放射線治療などをしながら、受診されています。苦痛症状が出た場合には、原因を調べるための検査もします。
一般病棟と緩和治療病棟は何が違うのでしょうか?
入院中は、緩和治療・ケアの経験豊かな医師・看護師・病院内の各部署が関わり、高度な専門的緩和治療・ケアを行います。
ボランティアの演奏会やお茶会などもありゆっくりとリラックスした時間を過ごしていただけます。プライバシーを守るため、25部屋は全て個室です。
病院特有のイメージを抑えたインテリアとなっており、ご自宅のお部屋に近い、落ち着いた雰囲気となっています。
緩和治療病棟に入院したい場合はどうしたらいいのですか?
まずは登録が必要です。
登録するには緩和治療科の外来受診か、入院中に緩和治療病棟スタッフの面談を受けください。その際は、登録用紙をお渡ししますので必要事項を記載して提出してください。
登録用紙をお預かりした後、緩和治療科スタッフによる厚生労働省規定の入退棟検討会を経て登録させていただきます。
入院する時期は誰がいつ決めるのでしょうか?
緩和治療科外来で診察を受けながら医師が入院治療が必要と判断した際に、入院をお勧めします。その他、ご自宅で体調の変化や苦痛が強くなったときは、緩和治療科外来に連絡いただくと、入院を検討させていただきます。入院に関しては、緩和治療病棟師長からご自宅へ連絡させていただきます。
必要なときに直ぐに入院できますか?
難しい場合があります。
入院を待っている患者さんが多いため、緊急入院ができません。主治医の病棟へ入院できる場合もありますが、難しいこともあります。そのため、あらかじめ連携機関を作り、緊急の場合は連携機関に入院し待っていただくこともあります。
一度入院をしたらずっといられるのでしょうか?
集中的に苦痛緩和治療・ケアを行い、症状が改善した時点で退院していただきます。
緩和治療病棟ではどのような治療やケアをするのでしょうか?
薬物治療・看護ケアを中心に苦痛を緩和しています。たとえば、痛みをとるためにがん疼痛治療科での治療や放射線治療を実施します。腹水・胸水が増えてつらい時は、水を抜く処置も検討します。それぞれの検査には、メリット・デメリットがあるので、その都度ご本人やご家族と話し合いながら緩和治療・ケアを施行します。リンパ浮腫ケア・リハビリテーション・栄養療法・アロマテラピーを取り入れたり、体調・状態に合わせた治療・ケアの提供や工夫をさせていただきます。
緩和治療病棟に入院するとどのくらいお金がかかりますか?
緩和治療病棟での医療費は、一般病棟と同様、健康保険が適用され、高額療養費制度の対象になります。   
1ヶ月の自己負担限度額は、年齢や所得区分によって異なります。

<1ヶ月の自己負担限度額の例>
70歳未満 所得区分:一般 の場合
1-3回    80,100円+(総医療費−267,000円)×1%
4回目以降 44,000円

70歳未満の方は、被保険者証に記載されている保険者から「限度額適用認定証」の交付を受け、入退院受付へ提出しましょう。
ただし、以下については実費負担になります。
・有料個室代  33,000円/日
・食事療養費代   360円/食
・パジャマ代    200円/日  等
家族はずっと付き添わないといけませんか?
その必要はありませんが、希望があれば付き添うことが可能です。付き添いを希望される場合は、スタッフまでご相談ください。病棟内に家族控室やファミリーキッチン、シャワー(時間設定があります)がありますので、ご利用いただくことができます。

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