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診療科・部門紹介
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食道外科

食道外科

最終更新日 : 2016年6月10日

診療科の特徴|診療実績スタッフ紹介トピックス

診療科の特徴

渡邊雅之
渡邊雅之
食道外科部長

  • 個々の症例に最適な治療戦略を選択します

食道がんは高齢者に多い病気であり、心疾患や呼吸器疾患等の併存症を有する方も少なくありません。このため、侵襲の大きな食道がん手術の適応には慎重な判断が必要です。一方、食道がんは放射線が効きやすいがんであるため、手術以外の治療法でも根治が望める場合があります。がん研には毎年200名を超える食道がんの患者さんが初診されますが、その全例を、食道外科、消化器内科(化学療法グループ、内視鏡グループ)、放射線治療科で構成される食道カンファレンスで検討し、個々の症例に最適の治療戦略を選択します。

  • 食道がん手術の低侵襲化を目指しています

食道がんの手術は頸部・胸部・腹部の3か所からアプローチする術式が標準であり、従来は開胸・開腹による手術が必要でした。近年、食道がん手術の侵襲を軽減する方法として、胸腔鏡や腹腔鏡を用いた低侵襲食道切除が注目されています。がん研では食道がん手術の低侵襲化のために内視鏡手術を積極的に行っており、2015年には全症例の80%に胸腔鏡下切除を、90%に対して胸腔鏡または腹腔鏡を用いた低侵襲食道切除を選択しています。一方、胸腔鏡手術が従来の開胸手術に比較して、長期成績が同等であるかという点では、世界的にもデータがありません。現在、わが国での胸腔鏡下手術の長期成績を従来の開胸手術と比較する臨床試験が進行中 (JCOG1409試験)で、当院も参加しています。

  • 食道がん手術の術後合併症軽減のためチーム医療に取り組んでいます

食道がん手術は術後合併症の危険性が高く、死亡率の高い手術であり、その安全性の向上には多職種によるチーム医療が不可欠です。がん研では2013年10月から食道がん周術期治療チーム(通称ペリカン)を立ち上げました。このチームでは患者さんを中心に、医師、看護師、歯科医師、理学療法士、薬剤師、管理栄養士、精神科リエゾンチーム、摂食・嚥下チーム、事務等の多職種が協力して、術前から術後まで切れ目なく、システマティックに管理を行います。ペリカンを導入することで、食道がん術後の合併症、中でも最も重篤な合併症である肺炎の発生率を有意に減少させることができました。

 

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