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診療科・部門紹介
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泌尿器科

泌尿器科

最終更新日 : 2017年9月26日

泌尿器科とは診療科の特徴|診療実績|スタッフ紹介業績紹介

診療実績

2016年(1-12月)の手術数は、膀胱がん301例 前立腺がん162例 腎がん131例 精巣がん27例 後腹膜がん6例 副腎がん4例です。

【2011-2016年度 主要手術数】

 
摘除術
腎部分
切除術
腎尿管
全摘除術
経尿道的膀胱
腫瘍切除術
膀胱
全摘除術
前立腺
全摘除術
(開腹 or
腹腔鏡下小切開)
ロボット支援
前立腺
全摘除術
高位精巣
摘除術
2011年 33 46 24 204 35 173   9
2012年 25 49 44 196 30 144   16
2013年 24 55 38 226 43 126   10
2014年 31 55 32 278 43 100 14 16
2015年 40 63 48 255 51 43 100 21
2016年 32 57 42 263 57 50 107 20

 

がん研病院における主な泌尿器がんの年次別症例数の推移

膀胱がん

早期がんには内視鏡的手術と膀胱内注入療法を施行し、浸潤がんには膀胱全摘術を原則として行っています。
全摘後の尿路変向法としては新膀胱造設もしくは回腸導管法が原則ですが、いずれにするかは患者さんの意向も尊重しています。

5年生存率

表在がん85%、浸潤がん69%、骨盤リンパ節転移例44%
『 図2』に遠隔転移のない膀胱がん全摘例の病理学的進行度(pT分類)別全生存率曲線を示します。国際的にも有数の成績です。

前立腺がん

早期がんには手術、放射線治療(小線源か外照射もしくは両者の併用)もしくは無治療経過観察(PSA監視療法)を施行し、局所進行がんには手術か外照射のいずれかに一時的ホルモン治療を加えた併用療法を施行しています。
手術と放射線の選択には患者さんの意向も考慮しますが、最近では早期がんや限局がんの増加に伴い手術と強度変調放射線治療(IMRT)を行う患者さんが増える傾向にあります。手術後の生化学的(P5A)非再発率生存曲線を診断時のPSA値別とリスク分類別に『 図3』と『 図4』に示します。

5年生存率

5年に限れば早期がん(B)と局所進行がん(C)はほぼ同様に良好で、遠隔転移例では約50%となっています。ステージAがやや悪いのは高齢者が多いためです。

 

腎がん

小さな(T1a, <4cm)早期がんには腎部分切除術を、局所進行がんには根治的腎摘術をそして進行がんには免疫療法もしくは分子標的治療を主体に治療を行っています。図6に過去20年間のT1a腎がんに対するそれぞれの手術件数の推移を示しますが、最近5年間では腎部分切除術が約80%と多くを占めています。腎機能の維持は術後長期にわたる腎・心合併症の防止に有用です。

5年生存率

病理学的進行度(pT分類)別に見るとpT1が92%、pT2が78%、pT3が53%、そしてpT4が32%です。

精巣がん(性腺外胚細胞腫瘍を含む)

転移のないステージⅠには精巣摘除術のみで追加治療せず厳重経過観察を行い、希望があれば補助療法を行います。ステージⅡ,Ⅲの転移例にはまず化学療法を3〜4コース行い、残存腫瘍があれば可及的切除を行います。

5年生存率

ステージⅠは100%、Ⅱは90%、Ⅲは70%です。『 図9』にはステージⅡとⅢをまとめ、国際胚細胞腫瘍のリスク分類別にみた生存率曲線を示します。

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