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診療科・部門紹介

腫瘍精神科

最終更新日 : 2023年4月17日

腫瘍精神科とは|診療内容|家族ケア外来遺族ケア外来臨床研究スタッフ紹介

診療内容

カウンセリングによる支援

じっくりとみなさまのお話を伺い、気持ちや考え方を和らげるための相談を行っています。ご家族などの身近な方やご友人には、相談しにくいこともあると思います。また、病気によって価値観や考え方、ご自身が大切にされてきたことの優先順位が変わることもあります。これらを心に押し込めることは、時にこころのつらさや不調を起こします。公認心理師が責任をもって、プライバシーに配慮しながらお話をお伺いします。どうぞみなさまの声を聴かせてください。

お薬による治療

日々の生活で生じる睡眠や不安に対して、薬物療法を行っています。気持ちを安定させることで治療、療養に向かいやすくするお手伝いです。特に入院中は、生活環境やリズムも大きく変わるため睡眠不足やボーっとした状況に陥りやすいため、腫瘍精神科が主治医、専門チームと協働し、お薬を中心とした支援を行っています。
精神の薬については、副作用や、依存(くせになる)などの問題を気にされる方もいらっしゃいますが、専門医の指導のもとに適切に使用していただければ、大きな力になります。私たちも薬のメリット、デメリットについてきちんと説明するように心がけております。
またがんになる以前から精神科や心療内科に通院されている方には、その症状をコントロールしながらがん治療を受けていただくお手伝いも行っています。

レジリエンス外来

部長の清水が担当いたします。レジリエンス外来に適している場合と、他の方法が良いときがありますので、希望される場合は、まず清水の新患外来(月・火・木)を受診ください。
レジリエンスとは、しなやかにストレスを乗り越える力のことを指します。がん罹患により、ご自身の人生が根底から揺らいだと感じた場合、こころが大混乱に陥ることも少なくありません。レジリエンス外来では、ご自身の今までの人生を振り返るとともに、がんに罹患したことの意味、生死の問題などについて、50分のカウンセリングを4-8回集中的に行います。ご自身の抱えている問題をいっしょに考えることで、ストレスを乗り越える力を育むことを目標としています。

清水部長の書籍はこちらよりご参照いただけます。

• 緩和ケアチームでの活動

当院では、患者さんのあらゆる苦痛を和らげる「緩和ケアチーム」があり、腫瘍精神科スタッフもメンバーになっています。病棟のラウンドや、患者さんへの適切な支援のための「カンファレンス」参加等、いろいろな専門スタッフと協働しています。

 

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