癌研有明病院 THE CANCER INSTITUTE HOSPITAL OF JFCR

頭頸科 (疾患別がん診療部門部門)

TEL:03-3520-01111 癌研究会トップページ
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頭頸科

スタッフ紹介

川端 一嘉 三谷 浩樹 杉谷 巌 米川 博之
川端 一嘉
頭頸科部長
三谷 浩樹
(副部長)
杉谷 巌
(副部長)
米川 博之
(医長)
福島 啓文 佐々木 徹 新橋 渉 藤本 吉秀
福島 啓文
(医員)
佐々木 徹
(医員)
新橋 渉
(医員)
藤本 吉秀
兼 委託医員
(非常勤)

その他スタッフ

瀬戸 陽、北野睦三、戸田和寿、齊藤祐毅、植木雄志、神山亮介、川畑隆之

癌研有明病院頭頸科へようこそ

癌研有明病院頭頸科は,予約や紹介がなくても診療が受けられます。 頭頸部がんを心配される方,治療を希望される方,診断・治療に関して意見を聞きたい方はお気軽に来院ください。

頭頸科とは?

頭頸科では、頭頸部のがんの診断と治療を行います。頭頸部がんの頭頸部とは,脳より下方で、鎖骨より上方の領域をさし、顔面頭部から頸部全体がここに含まれます。
解剖学的には、口腔、咽頭、喉頭、鼻腔、副鼻腔、甲状腺、唾液腺、頸部食道などが主な領域となります。これらの部位は、さらに細かな部位に分けられ,そこに生じた腫瘍はその部位の名称をとって喉頭がん、舌がんなどとよばれています。
具体的には,口やのど(口腔がん、咽頭がん、喉頭がんなど)、はな(鼻・副鼻腔がん)などの耳鼻咽喉科・口腔外科領域のがんや,唾液腺腫瘍、甲状腺腫瘍,その他,頚部腫瘤全般の診断と治療,がんを中心とする甲状腺疾患全般(良性腫瘍、橋本病、バセドウ病などを含む)などを診療しています。

紹介状はいりますか?予約はできますか?

紹介状は必ずしも必要ありませんが、今まで診療をお受けになった医師の紹介状と資料(レントゲン、内視鏡写真など)があれば、それだけ早く治療が開始できます。特に手術や放射線,抗がん剤治療などをお受けになったことがある場合や,他のがんの治療をお受けになったことがある場合などでは,紹介状などは重要な情報となりえます。また,癌研有明病院頭頸科では予約制をとっていますので、緊急でない限り予約を取っておいて下さい。

予約はどのようにすればよいのですか?

当科へ初めておかかりになる方、及び他医療機関からの紹介状をお持ちの方は、医療連携室(03-3570-0541)で,電話での診察予約をお受けしています。詳細は,当ホームページの"受診・ご面会"をご覧ください。

癌研有明病院頭頸科の診療はどのようにすすめられますか?

頭頸部のがんをもった患者さんを中心に、担当医師のみでなく、診断、治療に関わる頭頸科医、放射線治療医、化学療法科医,放射線診断医,形成外科医,病理医などが検討した上で、総合的に診断し、治療法を提案しています。担当医師個人の独断による偏らない,それぞれの専門家によるより高質な医療を提供するのが目的です。
癌研有明病院頭頸科では,カンファレンスを通して,頭頸部のがんをもった患者さんの診断や治療法が検討されます。ひとりの患者さんに対し,場合によっては数度にわたり,話し合われ検討されます。また、各スタッフ間の情報共有のため,新たに取り入れられた電子カルテが用いられています。
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有明病院頭頸科の診療実績

頭頸部がんの診療実績

年間の手術件数は450~500件です。そのうちマイクロサージャリーによる再建手術は約150件におこなわれ、口腔や咽頭の欠損に皮弁を移植したり、下顎骨の切除後に肩甲骨や肋骨を移植するなど困難な手術に取り組んでいます。その結果、従来は社会復帰が難しかったような患者さんのQOLも向上し、術前とまったく同じ生活にもどることもめずらしくなくなってきました。
癌研病院頭頸科でおこなったマイクロサージャリーによる再建手術は、これまでに2,000例を超え、その成功率は97%に達しています。これだけの数の再建手術を経験している施設は世界にも類をみません。拡大切除ばかりでなく、喉頭がんや下咽頭がんに対する音声保存手術にも、再建手術のテクニックはいかされています。
手術以外の治療にも力を入れています。たとえば、上咽頭がんに対して積極的に補助化学療法をとりいれ、生存率が飛躍的に向上しました。また,放射線科とチームを組み,副作用を極力少なくするように照射範囲を検討したり,化学療法を併用した放射線治療など臓器温存治療も取り入れています。
診断の分野でも近年の進歩はめざましく、CT、MRI、エコーを駆使して、腫瘍の拡がりを的確に知ることができます。検査に要する日数の短縮にも努力しています。
主な疾患の5年粗生存率は、舌がん68%、喉頭がん71%、下咽頭がん44%、上顎がん58%となっています。

甲状腺疾患の診療実績

甲状腺疾患の年間手術件数は110~160件です。甲状腺がんの中で最も頻度の高い低危険度の乳頭がんの場合、基本的には甲状腺を温存する手術をおこない、術後の補助療法はしないという方針で治療にあたっていますが、欧米式の治療法(甲状腺全摘手術をおこない、術後放射性ヨードによる転移の診断・治療をおこなったうえで、甲状腺ホルモン療法を継続する)についても患者さんに十分説明し、患者さんの意見も聞いて治療方針を決定するようにしています。
低危険度乳頭がんの10年生存率は99%以上です。高危険度の乳頭がんで、周囲の臓器に浸潤する進行・再発甲状腺がんに対しては、生活の質を充分に考慮したうえで、気管・食道・喉頭などの合併切除・再建手術もおこない、よい成績をあげています(高危険度乳頭がんの10年生存率は69%)。1cm以下の無症候性の微小乳頭がんは、通常一生放置しても無害に経過することから、1995年以降、原則として手術を勧めず、十分な説明・同意のうえ経過観察する方針をとっています。100名以上の微小がんの患者さんが外来で経過を見ていますが、がんが大きくなるのは10%以下です。その他、濾胞がん、髄様がん、未分化がん、悪性リンパ腫の診療も適切におこなっています。
なお、当施設は、「日本甲状腺学会認定専門医施設」・「内分泌・甲状腺外科専門医制度認定施設」に認定されています。

2007-9年度 手術件数

  再建術**の有無など 2007年度 2008年度 2009年度
症例数 小計 症例数 小計 症例数 小計
外耳道腫瘍手術* 再建なし
再建あり
2
2
4 0
0
0 0
3
3
鼻副鼻腔腫瘍手術* 再建なし
頭蓋底手術(全例再建あり)
再建あり
23
5
11
39 13
2
5
20 11
3
10
24
口腔腫瘍手術* 再建なし
再建あり
47
59
106 78
46
124 52
48
100
上咽頭腫瘍手術* 再建あり 1 1 0 0 1 1
中咽頭腫瘍手術* 再建なし
再建あり
15
17
32 16
10
26 19
18
37
喉頭腫瘍手術* 喉頭部分切除
喉頭全摘(再建なし)
喉頭全摘(再建あり)
4
13
5
22 9
27
2
38 3
24
4
31
下咽頭腫瘍手術* 内視鏡下下咽頭粘膜切除術
喉頭保存下咽頭部分切除
下咽頭喉頭全摘
18
7
44
69 17
4
58
79 16
3
70
89
大唾液腺腫瘍手術
(副咽頭間隙悪性腫瘍手術含む)*
良性腫瘍
悪性腫瘍(再建なし)
悪性腫瘍(再建あり)
44
9
10
63 38
13
5
56 29
7
2
38
甲状腺腫瘍手術* 良性疾患***
悪性腫瘍(再建なし)
悪性腫瘍(再建あり)
26
146
3
175 15
158
0
173 33
154
0
187
"その他の頚部手術
(リンパ節生検、
良性腫瘍摘出、
頚部郭清術単独など)"
  161 143 158
"喉頭摘出後音声再建手術
(プロボックス挿入)"
  10 22 23
瘻孔閉鎖・形成手術など   25 34 30
"その他小手術
(喉頭微細手術、
気管切開術など)"
  40 29 39
 
"(うち微小血管吻合術
による再建術)"
747
164
744
133
760
162
*頸部郭清術などを含む
**遊離組織移植による再建術
***良性腫瘍,腺腫様甲状腺腫,バセドウ病,副甲状腺機能亢進症など
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頭頸部がんの特徴

頭頸部がんの最大の特徴は、摂食、会話などに直接関与する部位であり、また首から上という衣服に覆われず、常に人目にさらされる場所に生じるがんであるという点にあります。
頭頸部がんの治療では、これらの形態機能に多かれ少なかれ障害をもたらすことは避けられませんが、腫瘍が進行していればいるほど、発声機能喪失や、咀嚼・嚥下機能低下、顔面の変形など、治療後の障害は大きくなり、社会生活に大きなハンディキャップを負うことになります。逆に早期のものであればほとんど障害が少なく、早期発見・早期治療が非常に重要となります。
詳細は,がんの知識をご覧ください。

がんの知識へのリンク

頭頸部がん
  1.口腔がん
  2.咽頭がん
  4.上顎洞がん
  5.唾液腺がん
甲状腺がん
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