部門紹介

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研究内容

目次

  1. がんの個別化治療実現に向けたゲノム解析研究
  2. プロテオーム解析によるがんマーカーの探索

がんの個別化治療実現に向けたゲノム解析研究

がんの個別化医療においては、がんの治療効果予測と副作用予測の両方を確立する必要があります。がんの治療効果予測を行うためには、マイクロアレイから得られる膨大で高次元のデータの中から、治療効果を規定している遺伝子を発現プロファイルから探索し、実際の臨床の場で適用できる予測システムを構築する必要があります。私たちは、各種がんにおける発現情報を収集し、最新のバイオインフォマティクス手法を開発・適用し、高精度の予測システムを構築する研究を進めています。副作用の強さに関連する遺伝子の探索には、ゲノム上の一塩基多型のデータを基に複数の関連遺伝子を探索し、信頼性の高い予測システムを開発する研究も進めています。このような研究においては、今後、種々の生体分子情報や遺伝子の機能を表現するアノテーションデータベースを統合的に結びつけて解析することが重要であり、個別化医療実現のための基盤的生物情報学的研究を進めて行きたいと考えています。

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