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がんエピゲノムプロジェクト

最終更新日 : 2017年8月21日

部の紹介

本研究室は平成29年4月に発足した新しいプロジェクトです。がん化の過程で生じるエピゲノム変化の全貌とその詳細な分子機構の解明を通じて、がん診療に貢献しうる知見を見出すことを目標としています。あらゆる手法を駆使して、がんに生じているゲノム・エピゲノム変化を総体的・俯瞰的に捉え、その普遍性と脆弱性を理解し、それを実臨床に活かすための方法を考えていきます。詳細はオリジナルホームページをご参照下さい。

研究内容

ヒトの体は約60兆個の細胞から構成され、各細胞が持つゲノムDNAは同一であるにも関わらず、そこからどの遺伝子をどのタイミングで発現させるかについては細胞の種類や状態、空間的配置、時間軸に応じて厳密に制御されており、それが個々の細胞に固有の形態や機能をもたらします。この遺伝子発現はどのようにしてかくも緻密に制御されているのか、またゲノム上の塩基配列のどこにそのような機能が内在しているのか、これらは科学者にとって非常に魅力的な問題であり神秘的でさえあります。この緻密な遺伝子発現制御においてゲノム上の目印となるのがエピジェネティクスであり、その全体像をエピゲノムといいます。エピジェネティクスは遺伝子発現制御の根幹をなし、発生・分化・増殖・老化など細胞の生命現象のあらゆるプロセスに中心的な役割を果たしています。さらに重要なことは、がんをはじめとする各種疾患においてこの制御機構に異常や破綻が生じている、ということです。がんにおけるその異常は表現型や悪性度の規定、薬剤抵抗性の獲得などに深く関わっており、その作用機構の解明は新たな治療戦略を見出す手がかりとなり得ます。がんにおけるエピゲノム異常の全貌や真の機能的・病的意義についてはまだまだ不明な点が多く、その真相を徹底的に追及していくことにより、がん治療のブレークスルーを見出すことができると信じて研究を行っています。

  1. がんの発生や進展の過程で生じるエピゲノム変化の意義と分子メカニズムの解明
  2. 臨床的に重要な意味を持つがん検体のエピゲノム解析の実施、それによる病態の解明

代表論文

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連絡先

丸山玲緒(プロジェクトリーダー)
〒135-8550 東京都江東区有明3-8-31
Tel:03-3520-0111 (内線 5262)
E-mail:reo.maruyama@jfcr.or.jp

  • がん研究会の基本理念は「研究の全ては研究者のためのものではなく、患者さんのためのものである」です。「一人でも多くのがん患者さんを救うこと」それが、私が研究を続ける唯一にして最大の理由です。その手段が「がんエピゲノム」であると思っています。この理念に共感し一緒に挑戦して下さる仲間を大募集しています。ぜひご連絡下さい。

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