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研究内容

最終更新日 : 2017年4月5日

目次

  1. 治療効果判定法などに関する消化管グループの研究
  2. 胆膵グループによる前がん病変・上皮内がんの研究
  3. 治療選択への寄与を目指す頭頚部グループの研究
  4. 乳がんグループの研究
  5. 実験肝がんモデルを用いた肝がんの発がんメカニズムの研究
  6. 婦人科がんの病理学的研究
  7. 肺がんの診断,原因を追求する臨床病理学的,分子生物学的研究
  8. 泌尿器科腫瘍の臨床病理学的研究 - 染色体解析も援用して
  9. 骨軟部腫瘍の病理学的研究
  10. 血液腫瘍の病理学的,分子生物学的研究
  11. ヒト発がんに関する病理学的研究 - 環境因子・遺伝性因子に注目して

治療効果判定法などに関する消化管グループの研究

消化管グループ

メンバー:山本、河内、澤、高松、小林、二宮、杉浦、久保、加藤

リンパ節転移のない表在がん

Endoscopic Mucosal Resection (EMR)でどの程度の粘膜下浸潤がんまで根治できるか、適応の限界を組織学的に追求する。

化学療法・放射線療法の組織学的効果判定法および感受性・抵抗性がんの組織学的特徴

Neo-adjuvant 例を用いて主病変および転移巣における腫瘍の変性状態を的確かつ簡単に把握する方法を開発し、治療に感受性あるいは抵抗性のがんの特徴を明らかにする。治療感受性がんのゲノム解析に対して貢献できる。

高悪性度がん・低悪性度がんの組織学的および分子生物学的特徴

小細胞がん(内分泌細胞がん)などの高悪性度がんやリンパ球浸潤を随伴する髄様がんなどの低悪性度がんの特徴を組織学的分子生物学的に解析する。

進行がんにおける間質状態とがんの悪性度

血管、線維組織などの間質の発達程度とがんの悪性度の関係をみる。

遺伝性がん(家族性がん)、特にHNPCC例の検出システムの確立とHNPCC例に随伴する粘膜小病変の解析

がん発生の危険がより高いグループの検出に寄与する。家族性腫瘍センター、遺伝子診断部との共同研究。

前がん病変・上皮内がん・粘膜内がんの研究

食道については、dysplasiaと上皮内がんの鑑別法の確立、まだら食道の臨床病理学的意義について検討中、胃については、浸潤傾向の強い高分化型腺がんの特徴を解析中、大腸については、Metaplastic PolypやSerrated AdenomaからCarcinomaへの進展を示す病変を解析している。

慢性炎症性腸疾患と発がん

潰瘍性大腸炎(UC)や放射線腸炎などは、一般よりも大腸がん発生のリスクが高い.発がん危険状態(dysplasia)や浸潤がんの特徴を解析している。

胃消化管間質腫瘍の悪性度評価の研究

消化管原発の非上皮性腫瘍で最も頻度の高い胃消化管間質腫瘍の悪性度評価を、ゲノム・エピゲノム解析により研究している。

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