School of Cytotechnology

細胞診とは

日本の細胞診の歴史を紡ぎ、未来を創る

1968年、がん研病院の附属施設として設立された細胞検査士養成所は、日本の細胞検査の歴史とともに歩み、本年で57年の伝統を誇ります。「がんの早期発見と正確な診断に寄与する細胞検査士を育成する」という使命のもと、細胞診技術において世界最高水準の細胞検査士を育成しています。 がん研有明病院で活躍する細胞検査士・細胞診専門医による充実した教育により、細胞検査士資格認定試験において全国トップクラスの合格率を誇ります。社会人経験を活かしてキャリアアップを目指したい方にも最適です。卒業生の多くは全国の医療機関や教育機関の指導者として活躍しています。細胞検査士養成所は、あなたの夢と目標を応援します。

細胞診とは

細胞診とは顕微鏡を用いて細胞を診て、細胞の良悪性を判断する検査法です。細胞診には大きく分けて2つの目的があります。1つはスクリーニングです。これは剥離細胞を対象とし子宮頸部、喀痰、尿などから、悪性細胞や異常細胞を検出します。とくに子宮頸部の細胞診は初期のがんや前がん病変の細胞を検出することで子宮頸がんを減少させる科学的根拠が証明されており、今日も重要な検査となっています。細胞検査士に課せられた重要な検査です。もう1つは同定です。腫瘤性病変に対して穿刺を行い、採取した細胞を診て、その細胞が良性か悪性か、さらに腫瘍の種類を判定します(穿刺細胞診)。細胞診の結果で治療方針が決められることもあり、患者さんの予後を左右することもあります。全身のあらゆる臓器の腫瘤性病変が対象となり、CTガイド下、超音波内視鏡下などの新しい方法で細胞を採取することが可能となり、細胞診の応用が広がっています。

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