ボランティアコンサート
2010/8/19(木)17:00〜 ホスピタルストリートにて
コントラバスコンサート(読売日本交響楽団:山健児様、ピアノ伴奏:坂本理恵様)
暑さの厳しいが続く今年の夏ですが、8月のホスピタルコンサートは、読売日本交響楽団のコントラバス奏者の山健児様によるコンサートでした。
早稲田大学でドイツ文学を学ばれた後、録音技師として仕事をされていた中で、演奏家を志し、桐朋学園大学コントラバス科へと進学されたという異色のご経歴をお持ちです。
ご家族が当院で治療されたことから、この度のお話をいただき、ピアノ伴奏の坂本理恵さんにもご協力いただいての開催となりました。
日頃、オーケストラでは低音を担当しているコントラバスに、馴染みのない方も多いと思いますが、チェロとの違いや同じコントラバスでも弦が4本のものと5本のものがあるなど、楽器の説明もしてくださり、山さんのお話を伺って、少し身近に感じられるような気がしました。
コントラバスは、とても素敵な音色でリハーサル中から沢山の患者さんが会場に集まってきてくださいました。コンサート本番も沢山の患者さんがお越しくださり、特に「G線上のアリア」では、多くの患者さんが涙を流して、演奏に聴き入っていらっしゃいました。
暑さと湿気とで、あまり良い環境とは言えない中、沢山の汗をかきながら一生懸命に演奏してくださった山さん、坂本さんのお二人の姿からとても大きなパワーをいただきました。本当にありがとうございました。