普段のBGMコンサートの様子と規模も雰囲気も異なるホスピタルコンサートの様子に、開演前は『緊張する！』とおっしゃっていらした相川さんですが、日頃より当院での演奏されている経験がおありだからでしょうか、患者さんが好まれる音楽をよくご存知で、皆さんに馴染みの深い、日本の秋の曲を選曲してくださいました。

演奏してくださったのは、「赤とんぼ」「少年時代」「もののけ姫」「宵待草」「川の流れのように」「秋桜」「見上げてごらん夜の星を」に加えて、途中で趣向をかえてジョン・レノンの「Imagine」の9曲。普段のBGMコンサートでも素敵なジャズの演奏をしてくださり、様々なジャンルの演奏をされる相川さんならではのコンサートとなり、"秋"を感じていただけたと思います。

最後に、ボランティア運営委員会委員長の星野先生からアンコールをお願いしたところ、患者さんに『何かお聴きになりたい曲はありますか？』とリクエストを受付してくださり、花束贈呈をお手伝いくださった患者さんより、「ふるさと」のご要望がありました。突然のお願いにもかかわらず快く引き受けてくださり、ふるさとの音楽に合わせ、会場にいらっしゃる患者さんが自然と歌を口ずさみ、心温まるホスピタルコンサートとなりました。