ホスピタルコンサートのご報告

【開催日】2012年1月18日(水)17:00〜
【場 所】1階ホスピタルストリート


【内 容】小林美恵ヴァイオリンコンサート
【演奏者】(ヴァイオリン)小林美恵様、(ピアノ)宮野佑実子様

2012年のホスピタルコンサートの幕開けを飾ってくださったのは、ロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝された日本を代表するヴァイオリニストの小林美恵さんをお迎えしてのヴァイオリンコンサートでした。
2010年にデビュー20周年を迎えられ、紀尾井ホールでのリサイタルも大盛況で、ぜひ患者さんに美恵さんの演奏を聴いていただきたいと、ホスピタルコンサートへの出演を一年越しでお待ちしておりました。実は、小林美恵さんは、眼科小林めぐみ先生の義妹さんでもいらっしゃることから、今回、お忙しい中スケジュール調整をしてくださって、有明までお越しくださいました。

演奏してくださったのは、メンデルスゾーン『春の歌』、クライスラー『美しいロスマリン』、『愛の喜び』、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ『第5番"春"より第1楽章』など、春に因んだ曲を沢山選曲してくださり、美恵さんの素晴らしいヴァイオリンの音色が病院のロビーに響き渡りました。
また、ピアノの宮野さんにもソロで演奏していただきましたが、今回誰もが一度は耳にしたことのある曲を演奏してくださいましたので、患者さんからも「クラシックはよくわからないけれど、馴染みがある曲が多くて、楽しかったです!」という大変嬉しいお声もいただき、病院にいるとは思えないような非常に優雅なひとときを過ごすことができました。
また、アンコールにも応えてくださり、日本のうたから、『赤とんぼ』を演奏してくださいました。会場にお越しくださった患者さんやご家族も、懐かしさを感じられたのでしょうか、じっと耳を傾けて演奏に聴き入っていらっしゃいました。

病院での演奏にあたり、美恵さんも小さい頃に6ヶ月の入院生活を送られた経験があるそうで、その時のことを思い出しながら演奏をしてくださったそうです。演奏はもちろんですが、患者さんへ話しかけてくださる美恵さんのお優しさが伝わる、とても心温まるコンサートとなりました。
美恵さん、宮野さん、本当にありがとうございました!またのお越しを心からお待ちしております。