ホスピタルコンサートのご報告
【開催日】 2012年4月19日(木)17:00〜
【場 所】 1階ホスピタルストリート
【内 容】 南米アルパの調べ
【演奏者】 アルパ・リブレ(本間直美様、白井清子様)

4月のホスピタルコンサートは、名誉院長で上席常務理事の武藤徹一郎先生のご紹介で、アルパの演奏者であるアルパ・リブレの本間直美様、白井清子様のお二人にお越しいただきました。

アルパは、ハープの一種で主に南米パラグアイで演奏されている楽器ですが、この楽器の名前を初めて聞くという患者さんも多いことから、まずはアルパの起源や楽器について説明していただきました。
もともとは、ヨーロッパでキリスト教の音楽を伝えるために南米へ伝わったとのことで、フラットやシャープなどの半音が出ない楽器だそうです。
日本でハープ奏者というと、女性のイメージがありますが、本場の南米では男性のアルパ奏者が多いという話しに、会場の皆さんも少し驚かれた様子でした。女性から見ると、かなり大きな楽器で、お二人の身長と同じくらいの大きさですが、アルパ・リブレのお二人、この大きな楽器を抱えて、電車で来院してくださいました。

演奏していただいたのは、本場パラグアイの曲から、日本でも馴染みの深い『ふるさと』など合計8曲、病院のホスピタルストリートを春にぴったりのさわやかな演奏で包んでくださいました。
途中でお二人が着られているドレスについてもお話していただきました。とてもきれいな刺繍がほどこされている民族衣装で、ドレスを見るために立ちあがってご覧になられる患者さんもいらっしゃいました。パラグアイでは、男性のアルパ奏者が多いことから、このように華やかな衣装を身にまとって演奏する女性は珍しがられるとか、ですが、会場からは拍手がおこるほどお衣裳も大好評でした。

アンコールでは、南米に因んで「コーヒールンバ」を演奏してくださり、患者さんも足でリズムを取る方もいらっしゃり、皆さんのノリノリでした。
なかなか味わうことのできない、アルパの音色で楽しい時間を過ごすことができました。
アルパ・リブレの本間さん、白井さん、本当にありがとうございました!