ボランティアコンサート
2011/10/20(木)17:00〜 (ホスピタルストリートにて)
『溝口 肇チェロコンサート』(チェロ:溝口 肇様、ピアノ:紺野紗衣様)
10月のホスピタルコンサートは、チェリストの溝口 肇様にお越しいただきました。

溝口さんと言えば、「世界の車窓から」のテーマ曲でお馴染みですが、開催当日を心待ちにしてくださっている患者さんが多く、リハーサルの段階からホスピタルストリートには、沢山の患者さんやご家族がお見えになりました。会場に用意した200席の椅子はあっという間に埋まってしまうほどで、演奏が始まると、チェロの素晴らしい音色に惹かれて、続々と会場に足を運んでくださる方でホスピタルストリートはいっぱいになり、立ち見や2階からご覧になられる方も大勢いらっしゃいました。

様々な曲を演奏してくださり、素敵な溝口さんのチェロの世界に、病院のロビーにいるとは思えないようなとても心地の良いひとときを過ごすことができました。コンサートの途中、溝口さんがお話をしてくだった中で大変印象的だったのは、溝口さんの相棒でもあるチェロのお話でした。溝口さんは、チェロを女性だと思って演奏していらっしゃるとのことで、楽器には“アンジェラ”というお名前がついていらっしゃるそうです。既に300歳を超えているというこのチェロですが、今後もまだ200〜300年、次のチェリストに受け継がれて演奏されていくとのことでした。

今回で8,575回目の演奏になられるという、あの「世界の車窓から」も演奏してくださり、会場の皆さんも大変喜び、演奏が終わると『ブラボー!!』という声がかかるほどで、ホスピタルコンサートでこのようなお声がかかるのは初めてのことでした。患者さんやご家族に大きなパワーを与えてくださり、本当にありがとうございました。

また、ぜひお越しいただけることを心から願っております。