ボランティアコンサート
2011/12/22(木)17:00〜 (ホスピタルストリートにて)
クリスマスコンサート『内モンゴルからサンタがやってきた!』
(馬頭琴:チ・ブルグッド様、ピアノ:長尾博子様)
2011年のクリスマスコンサートは、モンゴルから馬頭琴奏者のチ・ブルグッド様をお迎えしました。ブルグッドさんには3月のホスピタルコンサートで演奏していただく予定でしたが、東日本大震災の直後で開催中止となってしまい、再度依頼させていただいたところ、年末のクリスマスに合わせて、『モンゴルからサンタがやってきた!』という素敵なタイトルのコンサートを開催してくださいました。

馬頭琴の演奏を初めて聴く、という患者さんが多く、リハーサルの時から沢山の方にお集まりいただきました。「馬頭琴」は、ヴァイオリンや二胡と同じ擦弦楽器で、モンゴルを代表する弦楽器、日本では物語『スーホの白い馬』の中に出てくる楽器として有名です。

コンサートでは、モンゴル民謡など合計8曲を演奏してくださり、あの『スーホの白い馬』も演奏してくださいました。この作曲されたのは、ブルグッドさんのお父様で、モンゴル人間国宝のチ・ボラグさんとのこと、大変驚きました。ブルグッドさんご自身も平安建都1200年祭では、天皇皇后両陛下の御前演奏をされたご経験もおありで、ブルグッドさんが奏でる馬頭琴の音色は、馬が草原を走っているのが見えるような躍動感あふれる素晴らしい演奏でした。

ブルグッドさんは、ホスピタルストリートでのコンサートの前に、1階のホスピタルストリートまで降りて来られない緩和ケア病棟の患者さんのために、と12階緩和ケア病棟のデイルームでミニコンサートも開催してくださいました。ブルグッドさんのお優しさに、コンサートのサポートをしていたボランティアのメンバーも温かい気持ちになりました。

2011年の最後を飾るのにふさわしい素敵なコンサートとなりました。

コンサートの開催にご協力をいただいた皆さま、本当にありがとうございました。