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    <title>がん研究所</title>
    <link>/index.html</link>
    <description>Webサイト更新情報をRSSで配信しています</description>
    <language>ja</language>
    <copyright>Copyright (C) The Cancer Institute Of JFCR. All Rights Reserved.</copyright>
    <lastBuildDate>Thu, 13 Aug 2026 08:15:19 +0900</lastBuildDate>
    <docs>http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss</docs> 



    <item>
      <title>【受賞報告】がん化学療法センター 基礎研究部 研究生 西口 紗英が日本がん免疫学会総会で若手研究奨励賞（第2位）を受賞しました</title>
      <link>/laboratory/news/12149.html</link>
      <description><![CDATA[<p><span style="font-size: 11.0pt;"><strong>
この度、第30回 日本がん免疫学会総会で若手研究奨励賞（第2位）を受賞しました。</strong><br /><br />
この賞は、当該学術総会において、2026年4月1日現在37歳以下の一般演題筆頭演者を対象に設けられています。<br />
選考は若手育成委員からなる選考委員と日本がん免疫学会理事長により行われます。あらかじめ本賞に申請のあった演題の中で事前選考にて候補者を選出し、当該学術総会において口頭発表が行われ、5名の受賞者が決定されます。<br /><br /><strong>
【受賞者】</strong><br />
西口 紗英 がん化学療法センター 基礎研究部 研究生<br /><br /><strong>
【受賞コメント】</strong><br />
この度は栄誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。<br />
本学会では、血小板がT細胞の抗腫瘍免疫に与える影響をテーマに発表いたしました。<br />
腫瘍免疫を専門とする方々に、基礎研究部で予てより着目してきた血小板への関心を寄せていただき、大変嬉しく感じました。<br />
研究の過程では苦慮する局面もありましたが、日頃より熱心にご指導くださる片山先生をはじめ、温かく支えてくださる基礎研究部の皆様のおかげで本受賞に至りました。<br />
心より感謝申し上げます。<br />
また、2位までの受賞者を対象に、来年2月にタイで開催される国際学会にて発表する機会を賜りました。<br />
本研究成果を海外にも発信し、腫瘍免疫分野の発展や治療応用に貢献できるよう、より一層邁進してまいります。<br /><img style="float: left;" src="/up_img/西口紗英2.jpeg" alt="" width="250" height="367" /><br /></span></p>
<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
<span style="font-size: 11.0pt;">
西口 紗英 研究生<br />
※詳細は関連リンクをご覧下さい（外部サイトへリンクします）</span>]]></description>
      <category>お知らせ（がん研究所）</category>
      <pubDate>Tue, 28 Jul 2026 09:00:00 +0900</pubDate>
    </item>

    <item>
      <title>【受賞報告】がん化学療法センター 基礎研究部 研究生 石田 早羅が日本がん分子標的治療学会でフラッシュトーク賞を受賞しました</title>
      <link>/laboratory/news/12133.html</link>
      <description><![CDATA[<p><span style="font-size: 11.0pt;"><strong>
この度、第30回 日本がん分子標的治療学会でフラッシュトーク賞（１位）を受賞しました。<br /></strong>
この賞は、当該学術集会でのポスター発表者によるフラッシュトークが、多くの審査員の先生方により審査され、優れた発表者が3位まで受賞されます。<br /><br /><strong>
【受賞者】</strong><br />石田 早羅　がん化学療法センター 基礎研究部 研究生<br /><br /><strong>
【受賞コメント】</strong><br />このたびはフラッシュトーク賞をいただき、大変光栄に存じます。私たちの研究の魅力を多くの方にお伝えできたことを嬉しく思います。発表では、専門的な内容をできるだけ分かりやすく伝えられるよう構成を工夫しました。その過程で、先生や先輩方から多くのご助言をいただき、より良い発表に仕上げることができました。また、本学会では大学院生や研究者の皆さまの多彩な発表に触れ、研究内容だけでなく、その熱意や真摯な姿勢からも大きな刺激を受けました。この経験を糧に、今後も研究に励んでまいります。最後に、ご指導くださる高木聡先生をはじめ、日頃より温かく支えてくださる基礎研究部の皆さまに心より感謝申し上げます。<br /></span><br /><img style="float: left;" src="/up_img/フラッシュトーク賞.jpg" alt="" width="300" height="418" /></p>
<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
<span style="font-size: 11.0pt;">石田 早羅 研究生<br />
※詳細は下記の関連リンクをご覧ください。</span>]]></description>
      <category>お知らせ（がん研究所）</category>
      <pubDate>Wed, 8 Jul 2026 10:00:00 +0900</pubDate>
    </item>

    <item>
      <title>【プレスリリース】個別化ネオアンチゲンワクチン療法において 免疫反応を起こしやすいネオアンチゲンの特徴を解明</title>
      <link>/laboratory/news/12082.html</link>
      <description><![CDATA[<p><span style="font-size: 11.0pt;">
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所（大阪府茨木市、理事長：中村祐輔）　難病・免疫ゲノム研究プロジェクトの清谷一馬プロジェクトリーダー、趙鵬特任研究員（研究当時は同プロジェクト研修生）と公益財団法人がん研究会（東京都江東区、理事長：浅野敏雄）、福岡がん総合クリニック（福岡県福岡市、院長：森崎隆）の共同研究グループは、患者一人ひとりに合わせて作られた個別化ネオアンチゲンワクチンを投与されたがん患者の大規模なデータを詳しく解析し、実際に免疫細胞（T細胞）が免疫反応を起こしやすいネオアンチゲンの特徴を明らかにしました。<br /><br /><strong>
【これまでの研究について】</strong><br />
ネオアンチゲンは、がん細胞の遺伝子変異（遺伝子の傷）によって生じる、がん細胞だけに存在する目印（抗原）であり、免疫の力でがんを攻撃する治療（がん免疫療法）の標的として世界中で注目されています。本研究グループは、患者一人ひとりの遺伝子情報を解析し、その患者にあったネオアンチゲンを選び出し、そのネオアンチゲンを患者自身の樹状細胞という免疫の司令塔となる細胞に取り込ませて投与する個別化ネオアンチゲン樹状細胞ワクチンによるがん免疫療法を行ってきました。<br />
今回の研究では、この治療を受けた352例のがん患者に投与された2,317種類のネオアンチゲンを詳しく解析し、実際に体の中で免疫反応を起こしやすいネオアンチゲンにどのような特徴があるのかを明らかにしました。<br /><br /><strong>
【研究成果のポイント】</strong><br />
● 投与された2,317種類のネオアンチゲンのうち、313個（13.5％）のネオアンチゲンにおいて、ワクチン投与した後のCD8＋ T細胞による免疫反応が確認されました。<br />
● 免疫反応を起こしたネオアンチゲンは、水になじみにくい性質を持ち、HLA分子に結合しやすく、細胞の表面に出やすい特徴があることがわかりました。<br />
● こうした複数の特徴を組み合わせることで、実際に免疫反応を起こしやすいネオアンチゲンをより正確に予測できる可能性が示されました。<br /><br /><strong>
【本研究成果の意義】</strong><br />
本研究は、個別化ネオアンチゲンワクチンを実際に投与された患者データを用いた解析としては、世界最大規模の研究の一つです。今後、一人ひとりの患者に合った個別化ネオアンチゲンワクチン療法の開発に大きく貢献することが期待されます。<br /><br />
本研究成果は、2026年6月9日（日本時間13時）に国際科学誌「Frontiers in Immunology」に発表されます。<br />
ウェブサイト：</span><span style="font-size: 10.5pt; mso-bidi-font-size: 11.0pt; font-family: 游ゴシック; mso-ascii-theme-font: minor-latin; mso-fareast-theme-font: minor-fareast; mso-hansi-theme-font: minor-latin; mso-bidi-font-family: & mso-bidi-language;" lang="EN-US"><a href="https://www.frontiersin.org/journals/immunology/articles/10.3389/fimmu.2026.1829509/"><span style="mso-bidi-font-size: 10.5pt; font-family: HGPｺﾞｼｯｸM; mso-hansi-font-family: &;">https://www.frontiersin.org/journals/immunology/articles/10.3389/fimmu.2026.1829509/</span></a></span></p>
<p><span style="font-size: 10.5pt; mso-bidi-font-size: 11.0pt; font-family: 游ゴシック; mso-ascii-theme-font: minor-latin; mso-fareast-theme-font: minor-fareast; mso-hansi-theme-font: minor-latin; mso-bidi-font-family: & mso-bidi-language;" lang="EN-US"><span style="mso-bidi-font-size: 10.5pt; font-family: HGPｺﾞｼｯｸM; mso-hansi-font-family: &;"><br /></span></span></p>
<p><span style="font-size: 11.0pt;"><strong>
【用語解説】</strong><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong>
ネオアンチゲン</strong></span>: がん細胞で起こる遺伝子変異（遺伝子の傷）により生じ、正常細胞には存在しない新たながん特異的な抗原です。T細胞ががん細胞を攻撃するとき、がん細胞の目印となります。<br /><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong>
樹状細胞ワクチン</strong></span>: 患者自身の免疫細胞を使ってがんを治療する方法です。患者の血液から免疫の司令塔である樹状細胞を取り出し、ネオアンチゲンなどのがんの目印となる抗原を取り込ませて再び体内に戻すことで、体の中でがん細胞を認識する免疫細胞を増やし、がんを攻撃できるようにします。<br /><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong>
CD8＋ T細胞</strong></span>: 細胞表面にCD8分子を発現しているT細胞で、細胞傷害性T細胞またはキラーT細胞とも呼ばれます。がん細胞やウイルス感染細胞などを認識して攻撃し、破壊する細胞です。<br /><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong>
HLA (ヒト白血球抗原)</strong></span>: 細胞内で作られたタンパク質断片（ペプチド）を細胞の表面に提示し、T細胞に認識させる役割を持つ分子です。ネオアンチゲンがT細胞に認識されるためには、HLA分子に適切に結合し、細胞表面に提示される必要があります。<br /><br /><strong>
【論文情報】</strong><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong>
論文タイトル</strong></span>：<br />
Profiling immunogenic neoantigen peptides elicited by personalized neoantigen vaccine in cancer patients<br /><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong>
著者</strong></span>：<br />
趙　鵬1,&dagger;, Clara Effenberger2,&dagger;, 松本　早紀2,&dagger;, 森崎　隆史3, 石井　佑1, 梅林　雅代3, 田中　裕人3, 古屋　雄大3, 中川　晋一郎3, 辻村　健太3, 中村　祐輔1,2, 森崎　隆3, 清谷　一馬1,2.<br /><br />
1 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 難病・免疫ゲノム研究センター 難病・免疫ゲノム研究プロジェクト<br />
2 公益財団法人がん研究会 がんプレシジョン医療研究センター 免疫ゲノム医療開発プロジェクト（研究当時）<br />
3 福岡がん総合クリニック<br />
&dagger; これらの著者は本研究に同等に貢献しました。<br /><br /><span style="text-decoration: underline;"><strong>
掲載雑誌</strong></span>：<br />
Frontiers in Immunology<br />
ＤＯＩ： 10.3389/fimmu.2026.1829509<br /><br /><strong>
【研究支援】</strong><br />
本研究は、日本学術振興会 科学研究費補助金（18K19485、19H03522、23H02778）、国立研究開発法人日本医療研究開発機構（AMED）（17ck0106364h0003）等の支援を受けて遂行されました。<br /><br /><strong>
【医薬基盤・健康・栄養研究所について】</strong><br />
2015年4月1日に医薬基盤研究所と国立健康・栄養研究所が統合し、設立されました。本研究所は、メディカルからヘルスサイエンスまでの幅広い研究を特&#12199;としており、我が国における科学技術の水準の向上を通じた国民経済の健全な発展その他の公益に資するため、研究開発の最大限の成果を確保することを目的とした国立研究開発法人として位置づけられています。<br />
ウェブサイト：<a style="font-family: 游明朝, serif; font-size: 10pt;" href="https://www.nibn.go.jp/">https://www.nibn.go.jp/</a><br /><br /><strong>
【がん研究会について】</strong><br />
がん研究会は1908年に日本初のがん専門機関として発足して以来、100年以上にわたり日本のがん研究・がん医療において主導的な役割を果たしてきました。基礎的ながん研究を推進する「がん研究所」や、新薬開発やがんゲノム医療研究を推進する「がん化学療法センター」「がんプレシジョン医療研究センター」、さらに新しい医療の創造をする「がん研有明病院」を擁し、一体となってがんの克服を目指しています。<br />
ウェブサイト：<a style="font-family: 游明朝, serif; font-size: 10pt;" href="https://www.jfcr.or.jp/">https://www.jfcr.or.jp/</a><br /><br /><strong>
【福岡がん総合クリニックについて】</strong><br />
2008年10月に医療法人慈生会の免疫細胞療法専門クリニックとして開院し、難治性がんに対して免疫療法を中心に総合的な医療を行っています。2015年からは、再生医療等安全性確保法における第三種再生医療として種々の免疫細胞療法を提供しています。2018年からはネオアンチゲン樹状細胞ワクチン療法を導入しました。ネオオアンチゲンワクチン療法の医学的・免疫学的意義について深く研究し、その有効性を世界に向けて発信しています。<br />
ウェブサイト：</span><a style="font-family: 游明朝, serif; font-size: 10pt;" href="https://www.cancer-clinic.jp/">https://www.cancer-clinic.jp/</a></p>]]></description>
      <category>お知らせ（がん研究所）</category>
      <pubDate>Tue, 9 Jun 2026 13:00:00 +0900</pubDate>
    </item>

    <item>
      <title>【受賞報告】がん化学療法センター 分子生物治療研究部 研究生 中村彩音が日本薬学会第146年会学生優秀発表賞を受賞しました</title>
      <link>/laboratory/news/11972.html</link>
      <description><![CDATA[<p><span style="font-size: 11.0pt;"><strong>このたび、日本薬学会第146年会学生優秀発表賞（口頭発表の部）を受賞しました。</strong><br />
この賞は、日本薬学会年会における口頭発表の中から、特に優れた研究内容と発表を行った学生に対して授与されます。<br /><br /><strong>
【受賞者】</strong><br />
がん化学療法センター 分子生物治療研究部 研究生 中村彩音<br /><br /><strong>
【受賞コメント】</strong><br />
この度は昨年に続き、日本薬学会第146年会において学生優秀発表賞（口頭発表の部）を賜り、2年連続での受賞となりましたこと、大変光栄に存じます。本研究では、国立研究開発法人理化学研究所との共同研究により創薬された経口投与可能なタンキラーゼ阻害剤RK-582と免疫チェックポイント阻害剤の併用効果の検討および作用機序の解明に取り組みました。本受賞を励みとして、併用療法における腫瘍内免疫微小環境の理解をさらに深め、臨床応用への展開につながる研究の推進に努めてまいります。最後に、本研究にあたりご指導・ご鞭撻を賜りました皆様に心より御礼申し上げます。</span></p>
<p><span style="font-size: 11.0pt;"><img style="float: left;" src="/up_img/IMG_4683 2.jpg" alt="" width="300" height="371" /><br /></span></p>
<p>
<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
分子生物治療研究部部長 清宮啓之 研究員、中村彩音 研究生</p>
<p><img style="float: left;" src="/up_img/賞状.jpeg" alt="" width="250" height="350" /></p>
<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
<p><span style="font-size: 11.0pt;">詳細に関しましては下記の関連リンクをご覧下さい。</span></p>]]></description>
      <category>お知らせ（がん研究所）</category>
      <pubDate>Fri, 1 May 2026 15:00:00 +0900</pubDate>
    </item>

    <item>
      <title>2027年度大学院説明会・個別面談のお知らせ</title>
      <link>/laboratory/news/11936.html</link>
      <description><![CDATA[<p><span style="font-size: 11.0pt;"><strong>大学院説明会・個別面談のお知らせ（医学系・生命科学系学生対象）</strong><br /><br />
がん研究会は、首都圏を中心に下記の大学の連携大学院となっており、修士課程および博士課程の大学院生を受け入れています。2027年度にこれらの大学院に入学を希望される学生の方に向け、がん研究会の各研究室を知っていただくための説明会・個別面談を実施致します。<br />
さまざまなキャリアや専門性をもった人たちが、がんをキーワードとして集う環境で、研究生活にどっぷりと浸かってみたいという気鋭の学生さんをお待ちしています。ご要望により、現役の大学院生との懇談も可能ですので、ぜひお気軽にご参加ください。<br /><br /><strong>
【大学院説明会・個別面談】</strong><br />
場所：公益財団法人がん研究会（現地で対面式の開催となります）<br />
日時：2026年5月16日（土）13：00&minus;14：00（説明会終了後、17:00まで各研究室訪問可）<br />
参加申込：メールに氏名・所属・学年を明記の上、<span style="font-size: 11pt; text-decoration: underline;"><span style="font-size: 11pt; font-family: &;" lang="EN-US"><a href="mailto:opencampus@jfcr.or.jp">opencampus@jfcr.or.jp</a></span></span>あてにお申し込みください。<br /><br /><strong>
【個別面談】</strong><br />
個別面談は上記とは別の日でも可能です（受付期間は、志望する大学院の出願開始日前日まで）。面談したい研究部の部長・プロジェクトリーダー宛にメール連絡し、アポイントメントを取ってください（メールアドレスは、本ページ下部のリンクからアクセス可能な各研究室のページに記載されています。見つからない場合は、<span style="font-size: 11pt; text-decoration: underline;"><span style="font-size: 11pt; font-family: &;" lang="EN-US"><a href="mailto:opencampus@jfcr.or.jp">opencampus@jfcr.or.jp</a></span></span>までお問い合わせ下さい）。<br /><br />
連携大学院（2027年度入学）：<br />
東京大学大学院 医学研究科 病因病理学専攻<br />
東京大学大学院 新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻<br />
東京科学大学大学院 医歯学総合研究科<br />
東北大学大学院 医学系研究科<br />
横浜市立大学大学院 医学系研究科<br />
東京理科大学大学院 創域理工学研究科 生命生物科学専攻<br />
明治薬科大学大学院 薬学研究科<br />
名古屋市立大学大学院 薬学研究科<br />
岡山大学大学院<br />
星薬科大学大学院<br />
東京薬科大学大学院<br /><br /><strong>
【各研究室へのリンク】</strong><br /><br />
がん研究所の研究室<br />
<span lang="EN-US"><a href="https://www.jfcr.or.jp/laboratory/department/index.html">https://www.jfcr.or.jp/laboratory/department/index.html</a></span>
<br /><br />
がん化学療法センターの研究室<br />
<span lang="EN-US"><a href="https://www.jfcr.or.jp/chemotherapy/department/index.html">https://www.jfcr.or.jp/chemotherapy/department/index.html</a><br /><br />
がんプレシジョン医療研究センターの研究室<br />
<span lang="EN-US">
<a href="https://www.jfcr.or.jp/genome/department/index.html" target="_blank"><span style="font-size: 11.0pt; font-family: &;">https://www.jfcr.or.jp/genome/department/index.html</span></a><br />
<br />
お問い合わせ先：<span style="font-size: 12.8px; text-decoration: underline;"><span style="font-size: 11pt; font-family: &;" lang="EN-US"><a href="mailto:opencampus@jfcr.or.jp">opencampus@jfcr.or.jp</a></span></span></span></span></span></p>]]></description>
      <category>お知らせ（がん研究所）</category>
      <pubDate>Wed, 15 Apr 2026 09:00:00 +0900</pubDate>
    </item>

    <item>
      <title>【大学院進学のためのオープンラボ】 ５月１日（金）・８日（金）『東京大学大学院 新領域創成科学研究科 連携講座 がん分子標的治療学講座のオープンラボ・個別面談について』</title>
      <link>/laboratory/news/11921.html</link>
      <description><![CDATA[<p><span style="font-size: 11.0pt;"><strong>東京大学大学院 新領域創成科学研究科 連携講座 メディカル情報生命専攻 がん分子標的治療学講座 オープンラボのお知らせ</strong><br /><br />
2027年度に東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻の修士課程あるいは博士課程に入学を希望される学生さん向けに、「がん分子標的治療学講座」を知っていただくためのオープンラボを実施致します。<br /><br /><strong>
【日時】</strong><br />
５月１日（金）　10:00-17:30<br />
５月８日（金）　10:00-17:30<br />
（但し、ゲノム研究部は、午前中は訪問不可）<br /><br /><strong>
【場所】</strong>　 がん化学療法センター基礎研究部・ゲノム研究部・分子生物治療研究部</span><span style="font-size: 11.0pt;"><br /><br /><strong>【アクセス】</strong>　</span><span style="font-size: 12.8px; text-decoration: underline;"><span style="font-size: 11pt; font-family: Arial, sans-serif;" lang="EN-US"><a href="https://www.jfcr.or.jp/access/index.html#">https://www.jfcr.or.jp/access/index.html</a></span></span></p>
<br /><span style="font-size: 11.0pt;"><strong>
【参加方法】</strong><br />
上記の日時であれば自由にお越しいただけますが、時間帯によっては対応できない場合もありますので、見学・面談を希望する教員に、なるべく事前に、直接メールでご連絡いただくことをお勧めします（各教員のメールアドレスは、このページ下部のリンクからダウンロードできるチラシに記載してあります）。上記日時に参加できない方は、事前にご連絡いただければ、その他の平日に研究室見学をしていただくことが可能です。<br /><br />
公益財団法人がん研究会 がん化学療法センターは、東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻と教育研究協力に関する協定を結んでおり、連携講座として「がん分子標的治療学講座」を開設しています。「がん分子標的治療学講座」は、がん化学療法センター内の</span>
<br /><br />
<span style="font-size: 11pt; font-family: Arial, sans-serif;" lang="EN-US">●</span><span style="font-size: 10.5pt; mso-bidi-font-size: 12.0pt; font-family: &amp;" lang="EN-US"><a href="https://www.jfcr.or.jp/chemotherapy/department/fundamental/index.html" target="_blank"><span style="font-size: 11.0pt; font-family: &amp;" lang="EN-US"><span lang="EN-US">基礎研究部</span></span></a></span><span style="font-size: 11pt; font-family: Arial, sans-serif;" lang="EN-US"><br />
●</span><span style="font-size: 10.5pt; mso-bidi-font-size: 11.0pt; font-family: &amp;" lang="EN-US"><a href="https://www.jfcr.or.jp/chemotherapy/department/genome/index.html" target="_blank"><span style="font-size: 11.0pt; font-family: &amp;" lang="EN-US"><span lang="EN-US">ゲノム研究部</span></span></a></span><span style="font-size: 11pt; font-family: Arial, sans-serif;" lang="EN-US"><br />
●</span><span style="font-size: 10.5pt; mso-bidi-font-size: 12.0pt; font-family: &amp;" lang="EN-US"><a href="https://www.jfcr.or.jp/chemotherapy/department/molecular_biotherapy/index.html" target="_blank"><span style="font-size: 11.0pt; font-family: &amp;" lang="EN-US"><span lang="EN-US">分子生物治療研究部</span></span><span style="color: windowtext; text-decoration-line: none;"><span style="font-size: 11pt; font-family: Arial, sans-serif;"><!--[endif]--></span></span></a></span><br />
<br /><span style="font-size: 11.0pt;">の３部門より構成されており、東京大学大学院新領域創成科学研究科に所属する大学院生を、正規の学生として受け入れることが可能となっています。本講座には現在17名の同研究科の大学院生が在籍しています。 <br /><br />
東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻の入試情報の詳細は、<br />
<p class="MsoNormal"><span style="mso-font-kerning: 0pt;" lang="EN-US"><a href="https://www.cbms.k.u-tokyo.ac.jp/admission/"><span style="font-size: 11.0pt;">https://www.cbms.k.u-tokyo.ac.jp/admission/</span></a></span></p>
をご覧下さい。<br /><br />
詳細情報のチラシは以下をクリックするとダウンロードできます。</span>]]></description>
      <category>お知らせ（がん研究所）</category>
      <pubDate>Mon, 6 Apr 2026 10:30:00 +0900</pubDate>
    </item>

    <item>
      <title>【受賞報告】NEXT-Gankenプログラム がん細胞多様性解明プロジェクト  フェロー家里 明日美が、がん関連三学会Rising Starネットワーキング2026 優秀賞を受賞</title>
      <link>/laboratory/news/11920.html</link>
      <description><![CDATA[<p><span style="font-size: 12.0pt;"><strong>このたび、がん関連三学会 Rising Star ネットワーキング2026 優秀賞を受賞しました。</strong></span><strong><br /></strong><br />
<span style="font-size: 12.0pt;">この賞は、日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会の三学会主催の、学会横断的な研究交流の会です。当日の参加者全員による投票で選出されます。<br /><br /><strong>
【受賞者】</strong><br />
NEXT-Gankenプログラム がん細胞多様性解明プロジェクト／クリニカルリサーチフェロー／家里 明日美<br /><br /><strong>
【受賞コメント】</strong><br />
この度は、三学会合同の研究交流の場で、参加者の皆様の投票により本賞を頂戴できましたこと、大変光栄に存じます。多くの先生方に研究に関心をお寄せいただけたことが何より嬉しく、今後の大きな励みとなりました。本研究は、癌のリンパ管侵襲の成り立ちの原理を明らかにすることを目指し、がん研での臨床検体を基盤として展開してきたトランスレーショナル研究の成果です。ご指導・ご支援くださった多くの皆様のお力添えの賜物と、心より感謝申し上げます。今後も臨床と研究をつなぐ挑戦を続けてまいります。<br /><br /><img style="float: left;" src="/up_img/20260402_160635740.JPG" alt="" width="300" height="233" /><br /></span><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
がん細胞多様性解明プロジェクト 家里 明日美</p>]]></description>
      <category>お知らせ（がん研究所）</category>
      <pubDate>Fri, 3 Apr 2026 11:00:00 +0900</pubDate>
    </item>

    <item>
      <title>【プレスリリース】「病態が血液に現れる」ALS患者の血液から異常タンパク質を同定 〜検査法の開発と疾患メカニズムの理解に前進〜</title>
      <link>/laboratory/news/11884.html</link>
      <description><![CDATA[<span style="font-size: 11.0pt;">慶應義塾大学再生医療リサーチセンターの高橋 航来(慶應義塾大学医学部4年生)、加藤 玖里純(慶應義塾大学医学部6年生)、岡野 栄之センター長、森本 悟副センター長、ならびに公益財団法人がん研究会がんプレシジョン医療研究センター分析生化学研究部の植田幸嗣部長らの共同研究グループは、孤発性筋萎縮性側索硬化症(ALS：注1、2)患者の血清中に含まれる細胞外小胞(注3)に、遺伝子発現中のスプライシングに異常が生じていることを示すアミノ酸配列(隠れペプチド(cryptic peptide)：注4)を含むタンパク質が存在することを発見しました。<br /><br />本研究では、ALSに特徴的な病態であるTDP-43タンパク質(注5)の細胞核からの喪失に伴うスプライシング異常に着目し、スプライシング異常により生じる隠れペプチドの情報を用いることで、健常者とALS患者を識別できることを明らかにしました。特に、隠れペプチドが挿入されたIGLON5タンパク質が、健常者では検出されない一方で、ALS患者では半数で検出されることを示しました。<br /><br />この隠れペプチドは、ALSにおけるTDP-43機能異常を反映するものと考えられ、病態依存的なバイオマーカーとしての有用性が期待されます。本研究成果は、ALSの診断に寄与する血液バイオマーカーの開発に貢献するとともに、ALSにおける異常ペプチドの病態生理の理解に重要と考えられます。<br /><br />本研究成果は、2026年1月29日に、日本炎症・再生医学会の公式国際誌<em>Inflammation and Regeneration</em>誌に掲載されました。<br /><br /><strong><span style="text-decoration: underline;">
1．本研究のポイント</span></strong><br /><br />
・遺伝子発現の過程におけるスプライシングの異常により、正常な配列の中に通常見られないアミノ酸配列(隠れペプチド)が挿入され、血液中にも出現することがわかりました。<br />
・ALSは運動神経細胞におけるスプライシング異常を特徴とする疾患であり、血液中の隠れペプチドの存在により、健常者とALS患者を血液検査により識別できることがわかりました。<br />
・特に、神経細胞に見られるIGLON5タンパク質に挿入される隠れペプチドは、ALSの病態を特徴づける上で重要である可能性があります。<br />
・隠れペプチドに関する今回の発見は、ALSの診断と病態研究の両面に寄与することが期待されます。<br /><br /><strong><span style="text-decoration: underline;">
2．研究背景</span></strong><br /><br />
筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis; ALS)は、運動ニューロンの変性・脱落を特徴とする神経変性疾患であり、生涯に約400人に1人の方が発症すると考えられています。ALSは診断から2-5年で死亡にいたることも多い一方で、発症から診断まで平均して1年程度を要するとする研究もあり、早期診断のための検査法の開発が求められています。<br />
ALSで特徴的な病態として、運動ニューロンの核内のTDP-43が核外に漏出し、蓄積することが知られています。TDP-43は、DNAから転写されるmRNA前駆体に結合してmRNAの完成に必要なスプライシングを補助する役割があります。スプライシングとは、mRNA前駆体から、タンパク質合成に不要な領域(イントロン)を切り取り、必要な領域(エクソン)をつなぎ合わせて成熟したmRNAを作る核内でのRNA編集プロセスのことです。ALSでは、TDP-43が核内から喪失することでスプライシング制御が破綻し、イントロンの一部の領域が切り取られずに成熟mRNAに残る現象が生じます。これは隠れエクソン(cryptic exon)の挿入と呼ばれています。しかし、隠れエクソン挿入は主に細胞核内で生じるスプライシング異常に起因する現象であり、TDP-43に関連したスプライシング異常を臨床検体から直接検出することは困難です。一方で、mRNAが翻訳されて生じるタンパク質は細胞質に存在し、細胞が放出する血清細胞外小胞を介して血液に運ばれるため、血液検体からその内容を調べることができます。正常な組織もストレス下で隠れエクソンの挿入を生じることがあるため、全ての隠れペプチドがALS患者の運動神経におけるスプライシング異常を特異的に反映するとは限りませんが、隠れペプチドが一般にALS患者においてより検出されやすいこと、その中の一部はALS患者の運動神経におけるスプライシング異常に対して特異性が高いことが考えられます。<br />
そこで本研究では、隠れエクソンが翻訳されることでタンパク質中に挿入される異常なアミノ酸配列である「隠れペプチド」を含むタンパク質が、孤発性ALS患者の血清細胞外小胞に含まれるという仮説を検証しました。さらに、血清細胞外小胞に含まれる隠れペプチドが、ALSの診断に有用なバイオマーカーとなり得るかを検討するため、健常者とALS患者の識別能を検証しました。<br /><br /><img style="vertical-align: middle;" src="/up_img/図1.jpg" alt="" width="576" height="401" /><br /><br /><br /><strong><span style="text-decoration: underline;">
3．研究内容・成果</span></strong></span><br /><br /><span style="font-size: 11.0pt;">
本研究では、ALS患者20名と健常者10名を対象に、血清細胞外小胞のプロテオミクス解析を実施しました。ALS患者は、本研究グループが実施したROPALS試験(Morimoto et al., 2023)において募集されました。血清細胞外小胞中のタンパク質全体からTDP-43機能異常によって生じる隠れペプチドを絞り込むため、既に報告されている人工多能性幹細胞(注6)由来脊髄運動ニューロン(注7)におけるTDP-43発現減少実験のデータ(Klim et al., 2019)を活用しました。実験で、TDP-43の発現減少によって隠れエクソン挿入が発生した遺伝子を抽出し、各遺伝子について、隠れエクソンが翻訳された場合に予想されるアミノ酸配列を隠れペプチド配列の候補としました。各検体中において、血清細胞外小胞中の隠れペプチド配列の有無を解析しましたその結果、ALS患者の中で4種類の隠れペプチド配列が検出されました。健常者でも検出される隠れペプチド配列もあった一方で、IGLON5タンパク質内に挿入される隠れペプチドはALS患者でのみ検出されました。また、少なくとも1名の被験者において検出された4種類の隠れペプチドのうち、各被験者において検出された隠れペプチドの種類は、ALS患者で健常者よりも有意に多く、健常者とALS患者を高精度に識別することが可能であることも明らかになりました(曲線下面積：(AUC)= 0.82)。<br /><br /><strong style="font-weight: bold;"><span style="text-decoration: underline;">
4．今後の展開</span></strong><br /><br />
本研究成果は、ALSにおける血液検査の開発と、疾患メカニズムの理解の進展を通じて、ALSの臨床に資する可能性があります。TDP-43機能異常は運動神経疾患の中ではALSに特異性が高いため、TDP-43機能異常を検出するバイオマーカーの開発は、ALSの診断を補助することが期待されています。本研究はTDP-43機能異常に由来するペプチドを血液中で検出することがALSの診断に有用である可能性を示すものですが、臨床的に応用されるためには、他の運動神経疾患との識別能の検証や、他のバイオマーカーとの組み合わせにおける有用性などを、引き続き研究する必要があります。また、本研究では検出される隠れペプチドの種類を数えましたが、今後はより高感度なプロテオミクスによる隠れペプチドの定量的分析と、機械学習手法などを組み合わせることにより、バイオマーカーとしての臨床応用に向けた改善も期待されます。<br />
また、ALSのメカニズムの理解という点では、隠れペプチドの役割を今後研究することが重要です。隠れエクソン配列を持つmRNAは、多くの場合適切に翻訳されずに分解されることが知られており (Sinha et al., 2025)、TDP-43機能異常によるスプライシング異常については、mRNA分解による遺伝子発現低下の影響に関する研究がこれまで進んでいました(Klim et al., 2019ほか)。本研究は、それに加えて、翻訳を受けて生じる隠れペプチドもALS患者の多くに見られることを示しており、今後はALSのメカニズムの中での隠れペプチドの役割についても研究する必要があります。その一例として、隠れペプチドは免疫細胞にとって非自己と認識され、自己免疫反応を惹起する可能性があること(Chizari et al., 2025)がわかってきています。<br /><br /><strong style="font-weight: bold;"><span style="text-decoration: underline;">
5．特記事項</span></strong><br /><br />
本研究は、研究実施にあたり、以下の助成を受けて実施しました。JSPS 科研費 JP21H05278, JP22K15736, JP25H00007、日本医療研究開発機構（AMED）再生・細胞医療・遺伝子治療実現加速化プログラム「筋萎縮性側索硬化症における病態回避機構の解明と治療に資する層別化技術開発」、再生・細胞医療・遺伝子治療実現加速化プログラム「革新的RNA編集技術を用いた筋萎縮性側索硬化症の遺伝子治療開発」、ゲノム創薬基盤推進研究事業「RNA標的医薬創出に資する、疾患RNA分子完全長一次構造に関するデータ基盤の構築」、難治性疾患実用化研究事業「近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチー(HMSN-P)患者レジストリを活用したエビデンス創出研究」、脳とこころの研究推進プログラム「孤発性筋萎縮性側索硬化症の双方向トランスレーショナル研究による病態介入標的の同定と核酸医薬の開発研究」、再生医療実現拠点ネットワークプログラム「神経疾患特異的iPS細胞を活用した病態解明と新規治療法の創出を目指した研究」、難治性疾患実用化研究事業「患者レジストリを活用した沖縄型神経原性筋萎縮症のエビデンス創出研究」、脳神経科学統合プログラム「孤発性筋萎縮性側索硬化症の病態介入治療標的同定と創薬シーズ開発：大規模臨床ゲノム情報と患者由来iPS細胞/運動ニューロンの統合解析を介して」、UBE学術振興財団、公益信託加藤記念難病研究助成基金、公益財団法人難病医学研究財団、稲盛財団、ならびに神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)。なお、NCNPバイオバンクは、AMEDの助成(GAPFREE4：21ak0101151h0002)および国立精神・神経医療研究センター(NCNP)の神経・精神疾患に関する院内研究費(Intramural Research Grant(3&ndash;1)の一部支援を受けています。<br /><br /><strong style="font-weight: bold;">
＜参考文献＞</strong><br /><br />
Klim, J. R., Williams, L. A., Limone, F., Guerra San Juan, I., Davis-Dusenbery, B. N., Mordes, D. A., Burberry, A., Steinbaugh, M. J., Gamage, K. K., Kirchner, R., Moccia, R., Cassel, S. H., Chen, K., Wainger, B. J., Woolf, C. J., & Eggan, K. (2019). ALS-implicated protein TDP-43 sustains levels of STMN2, a mediator of motor neuron growth and repair. Nature neuroscience, 22(2), 167&ndash;179.<br />
<p class="MsoNormal"><span style="font-family: Verdana, sans-serif; background-image: initial; background-position: initial; background-size: initial; background-repeat: initial; background-attachment: initial; background-origin: initial; background-clip: initial;" lang="EN-US"><a href="https://doi.org/10.1038/s41593-018-0300-4">https://doi.org/10.1038/s41593-018-0300-4</a></span></p>
<br />
Morimoto, S., Takahashi, S., Ito, D., Dat&eacute;, Y., Okada, K., Kato, C., Nakamura, S., Ozawa, F., Chyi, C. M., Nishiyama, A., Suzuki, N., Fujimori, K., Kondo, T., Takao, M., Hirai, M., Kabe, Y., Suematsu, M., Jinzaki, M., Aoki, M., Fujiki, Y., &hellip; Okano, H. (2023). Phase 1/2a clinical trial in ALS with ropinirole, a drug candidate identified by iPSC drug discovery. Cell stem cell, 30(6), 766&ndash;780.e9.<br /><br />
Sinha, I. R., Ye, Y., Li, Y., Sandal, P. S., Wong, P. C., Sun, S., & Ling, J. P. (2025). Inhibition of nonsense-mediated decay in TDP-43 deficient neurons reveals novel cryptic exons. bioRxiv : the preprint server for biology, 2025.06.28.661837.<br /><br />
Chizari, S., Zanovello, M., Kong, S., Saigal, V., Brown, A. L., Turchetti, V., Zampedri, L., Skorupinska, I., Minicuci, G. M., Paron, F., Tonin, P., Marchetto, G., Li, Z., Col&oacute;n-Mercado, J. M., Dattilo, D., Barattucci, S., Gatt, A., Qi, A., Hanna, M., Ward, M., &hellip; Jiang, N. (2025). TDP-43 pathology induces CD8+ T cell activation through cryptic epitope recognition. bioRxiv : the preprint server for biology, 2025.06.22.660773.<br /><br /><strong style="font-weight: bold;">
＜原論文情報＞</strong><br /><br />
英文タイトル：<br />
Diagnostic potential of cryptic exon-derived peptides in serum extracellular vesicles for sporadic amyotrophic lateral sclerosis<br /><br />
タイトル和訳：<br />
血清細胞外小胞中の隠れエクソン由来のペプチドによる孤発性筋萎縮性側索硬化症(ALS)の診断の可能性<br /><br />
著者名：<br />
Koki Takahashi(高橋 航来) 1#、Chris Kato(加藤 玖里純)1,2#、Koji Ueda(植田幸嗣)3、Shiho Nakamura(中村 志穂)1、Fumiko Ozawa(小澤 史子)1、Nobuko Moritoki(盛一 伸子)4、Shinsuke Shibata(芝田 晋介)4,5、Shinichi Takahashi(&#65533;ｶ 愼一)1,6、Satoru Morimoto(森本 悟)1,2&dagger;、Hideyuki Okano(岡野 栄之)1,2,&dagger;<br />
#Co-first author(共同筆頭著者)<br />
&dagger;Co-corresponding author(共同責任著者)<br />
1 Keio University Regenerative Medicine Research Center, Kanagawa, Japan.(慶應
義塾大学再生医療リサーチセンター)<br />
2 Division of Neurodegenerative Disease Research, Tokyo Metropolitan Institute for 
Geriatrics and Gerontology, Tokyo, Japan.(東京都健康長寿医療センター研究所 神経
変性疾患研究)<br />
3 Cancer Proteomics Group, Cancer Precision Medicine Center, Japanese Foundation 
for Cancer Research, Tokyo, Japan.(公益財団法人がん研究会がんプレシジョン医療研
究センター 分析生化学研究部)<br />
4 Electron Microscope Laboratory, Keio University School of Medicine, Tokyo, Japan.
(慶應義塾大学医学部電子顕微鏡研究室)<br />
5 Division of Microscopic Anatomy, Graduate School of Medical and Dental Sciences, 
Niigata University, Niigata, Japan.(新潟大学大学院医歯学総合研究科組織学分野・医
学部顕微解剖学教室)<br />
6 Department of Neurology and Cerebrovascular Medicine, Saitama Medical 
University International Medical Center, Saitama, Japan.(埼玉医科大学国際医療セ
ンター脳神経内科・脳卒中内科)<br /><br />
掲載雑誌：<em>Inflammation and Regeneration</em><br /><br />
DOI：10.1186/s41232-026-00404-w<br /><br /><strong>
＜用語説明＞</strong><br /><br />
(注1)筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis：ALS)：<br />
運動ニューロンの変性・脱落を特徴とする神経変性疾患で、全身の筋力低下を主症状とする。呼吸筋を含めた筋力低下を引き起こすため、未治療では2-5年で呼吸障害により死亡する。<br /><br />
(注2)孤発性ALS：<br />
ALS患者の90%は孤発性、すなわち家族歴を持たずに発症し、孤発性ALSと呼ばれている。<br /><br />
(注3)細胞外小胞：<br />
細胞が自らの内容物の一部を包み込んで細胞外へ放出する微小な膜小胞。小胞内にはタンパク質やRNAなどの分子情報が含まれており、血液などの体液中を循環して細胞間の情報伝達に関与すると考えられている。このような特性から、細胞外小胞は体内の細胞状態や疾患に伴う分子変化を反映する&ldquo;情報の運び手&rdquo;として注目されており、近年では血液から病態を捉える新たなバイオマーカー源として研究が進められている。<br /><br />
(注4)隠れペプチド(cryptic peptide)：<br />
本来はイントロンとして除去されるべきRNA配列が、スプライシング制御の破綻により誤ってエクソンとしてmRNAに組み込まれる現象である(隠れエクソン(cryptic exon)挿入)に起因して翻訳される、生理的には存在しない異常なアミノ酸配列を指す。通常、スプライシングは5&rsquo;および3&rsquo;スプライス部位などの正規配列を認識して行われ、イントロン内に存在する「偽のスプライス部位」はTDP-43などのRNA結合タンパク質によって抑制されているが、ALSではTDP-43が核から失われると抑制が解除され、隠れエクソンがmRNAに挿入される。これにより新規翻訳領域が生じ、隠れエクソンが翻訳されることによって隠れペプチドが生成される。<br /><br />
(注5)TDP-43：<br />
TAR DNA-binding protein 43の略で、TARDBP遺伝子にコードされるRNA結合タンパク質である。主に細胞の核内に局在し、pre-mRNAのスプライシング、mRNAの安定性、輸送、翻訳制御などに関与する。特にイントロン領域に結合して偽のスプライス部位の利用を抑制することで、隠れエクソン(cryptic exon)の挿入を防ぐ役割を担っている。ALS患者の運動ニューロンでは、TDP-43が核から喪失し細胞質に異常蓄積することが病理学的特徴として知られており、この核内機能喪失によりスプライシング制御が破綻し、隠れエクソン挿入およびそれに由来する隠れペプチドの産生が引き起こされると考えられている。<br /><br />
(注6)人工多能性幹細胞(iPS細胞：iPSC)：<br />
体を構成する細胞(体細胞)に、特定の遺伝子を導入することによって作出される人工的な細胞。ほぼ全ての細胞種への分化能(多能性)と、無限増殖能(幹細胞性)を保持している。<br /><br />
(注7)脊髄運動ニューロン(lower motor neuron：LMN)：<br />
ヒトが運動する際、脳からの司令が上位運動ニューロン、次いで脊髄(下位)運動ニューロンに伝達され、筋肉まで伝わる。脊髄(下位)運動ニューロンは、脊髄に位置している。<br /><br /></span>]]></description>
      <category>お知らせ（がん研究所）</category>
      <pubDate>Tue, 24 Mar 2026 14:00:00 +0900</pubDate>
    </item>

    <item>
      <title>【受賞情報】がんゲノム動態プロジェクト 研究生 山口 貴大が「日本分子生物学会年会/MBSJ Poster Award 2025優秀賞」を受賞しました</title>
      <link>/laboratory/news/11844.html</link>
      <description><![CDATA[<p><strong style="font-size: 11pt;">このたび、「2025年度 第48回日本分子生物学会年会/MBSJ Poster Award 2025」で優秀賞を受賞しました。</strong></p>
<p><span style="font-size: 11.0pt;"><br />
この賞は2025年12月3日から5日に行われた第48回日本分子生物学会にてポスター優秀賞として授与されます。</span></p>
<p><span style="font-size: 11.0pt;"><br />
【受賞者】　がん研究所 がんゲノム動態プロジェクト 研究生 山口 貴大<br /><br />
【受賞コメント】<br />
この度は、MBSJ Poster Award 2025に選出いただき、大変光栄です。 この研究は、私が学部4年生のころから情熱を注いできたテーマであり、今回このような形で評価していただいたことは、今後の研究活動における大きな励みとなります。 今回の受賞を糧に、さらに研究を発展させていけるよう、より一層精進してまいります。<br /><br /></span>
<img style="float: left;" src="/up_img/山口貴大2.jpg" alt="" width="300" height="381" /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><br /><br /><br />
<img style="float: left;" src="/up_img/賞状_1.jpg" alt="" width="200" height="328" /></p>
<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
<p>がんゲノム動態プロジェクト 研究生 山口 貴大</p>]]></description>
      <category>お知らせ（がん研究所）</category>
      <pubDate>Wed, 25 Feb 2026 16:15:00 +0900</pubDate>
    </item>

    <item>
      <title>【プレスリリース】RNA転写の終わりとがん細胞の増殖の密な関係 ~転写と複製の衝突を誘導するがん治療戦略への発展に期待~</title>
      <link>/laboratory/news/11841.html</link>
      <description><![CDATA[<div><span style="font-size: 12.8px;"><p><span style="font-size: 12.0pt;"><strong>◆ポイント</strong><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">①機能的な遺伝子発現には、RNA転写がゲノム上の正しい位置から開始し、適切な位置で終結する必要がありますが、開始と比較して終結制御は研究が進んでいませんでした。本研究では、転写終結がいかに細胞の機能維持に重要であるかを明らかにしました。<br /><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">②転写開始直後に重要な因子として知られていた因子NELFを欠失させると、転写終結が乱れることと、該当ゲノム領域でのDNA複製効率が低下し、細胞増殖の停止が観察されました。本研究ではさらに踏み込んで、転写終結と細胞増殖の関連を詳細に明らかにしました。<br /><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">③これらの知見は、転写終結と細胞増殖の関係を理解する基盤となり、将来的ながん研究や創薬標的探索につながることが期待されます。<br /><br /><strong></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">◆概要</strong><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">ゲノムには生物の設計図となる遺伝情報が含まれています。ヒトゲノムは一細胞あたり約30億塩基対と膨大で、その中におよそ２万個の遺伝子がコードされています。しかし、1つの細胞が特定の性質や機能を保つために主に使う遺伝子はその一部（数千&#12316;多くても1万程度）で、RNAポリメラーゼII （Pol II）はその細胞に必要な遺伝子をDNA上で読み取り、RNAとして写し取り(転写)ます。１つの遺伝子として転写される範囲は多くが数万塩基対程度で、「読み始め（開始）」と「読み終わり（終結）」が決まっています。Pol IIが異常な位置で転写の開始や終結を起こさないよう、複数の因子によって精密に制御されています。しかし、がん細胞においては転写制御の破綻がみられることが知られており、その多くが、がんの増殖にとって都合の良いように変化しています。しかし、転写制御がいかに細胞増殖に関連するのか、その分子メカニズムは未だによくわかっていません。<br /><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">今回、九州大学生体防御医学研究所の野島孝之准教授のグループ（中山千尋大学院生とQi Fang博士研究員）、公益財団法人がん研究会がん研究所の大学保一プロジェクトリーダーのグループ、英国レスター大学のMichael Tellier講師のグループ、および米国Northwestern大学のAli Shilatifard教授のグループで構成される国際研究チームは、新規の転写終結因子を発見し、さらに転写終結制御の破綻が細胞増殖を停止させる分子メカニズムを明らかにしました。本研究では、複数の転写因子に着目し、大腸がん由来の培養細胞を用いて、新生RNA解析（※1）により転写プロファイルを明らかにしました。その結果、転写抑制因子NELFを消失した細胞では、本来の遺伝子の終結位置を通り越してPol IIが転写を続ける「転写終結破綻」が起きることを発見しました。さらに、止まらなくなったPol II は本来Pol IIが転写をすることが想定されていない領域にまで侵入することで、DNA複製を阻害し、結果的に細胞増殖が停止することを見出しました。本成果は、今まで知られていなかったNELFの転写終結における役割を明らかにし、NELFが転写と複製の衝突を防ぐ役割を持つことを示しました。がん細胞は特定の転写制御に強く依存する場合があり、この依存性は治療標的の候補になり得ます。今後は、どのタイプのがんでNELFへの依存が強いのか、NELFや関連因子を操作したときに正常細胞への影響をどこまで抑えられるのか、といった点を検証することで、転写と複製の衝突を抑える新しい治療戦略の基盤につながることが期待されます。<br /><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">本研究成果は欧州分子生物学機構が出版するドイツの科学雑誌、EMBO Reportsに［2026年2月20日（金）午後7時（日本時間）］に掲載されます。<br /><br /><strong></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">◆研究者からひとこと</strong><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">私たちのラボは、転写装置Pol IIから産生されたばかりのRNA（新生RNA）に注目し、オリジナルの解析法を用いてRNA転写の制御機構を研究しています。本研究では、大規模転写解析の専門家であるMichael Tellier 講師とDNA複製の専門家である大学保一プロジェクトリーダーとの共同研究により、転写終結の乱れがDNA複製や細胞周期に影響することを明らかにしました。転写の基本原理は多くが解明されてきた一方で、がん、老化、ウイルス感染といった細胞ストレスで生じる「転写制御の破綻」が細胞全体の機能にどう波及するのかは、まだ分からない点が多いと考えています。今後も、転写の異常が細胞運命に与える影響を、分野横断的に解き明かしていきたいです。将来的に病気の治療法への応用につながることを期待しています。（野島　孝之）<br /><br /><strong></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">◆研究の背景と経緯</strong><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">細胞のがん化や老化には、ゲノム構造の変化、遺伝子変異に伴うタンパク質機能の異常、ミトコンドリア機能の低下など、さまざまな要因が関わることが知られています。一方、ここ数年の研究から、RNA転写制御の異常が細胞機能の変化と関連することが報告され、転写という過程そのものが改めて注目されるようになっています。ただし、これまで注目が集まりやすかったのは、転写の開始がどのように制御されるか、あるいはRNA合成がどの程度の速度で進むかといった「転写開始」や「転写伸長」に関する研究でした。これに対して、転写がどこで止まるべきか（転写終結）の制御は、相対的に十分に理解されていませんでした。その背景には、ヒトゲノムプロジェクトにより明らかになった「遺伝子の領域」と、Pol IIが実際にRNAの合成を止める位置（転写終結位置）が一致せず、転写終結位置を網羅的に捉える技術的な難しさがあったからです。本研究では、複数の転写因子を欠失した条件で、新生RNA解析手法により転写終結位置を網羅的に調べました。驚いたことにNELFの欠失により、転写の終結制御が破綻し、本来の範囲を超えて大規模な転写の伝播が生じていることがわかりました。<br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">転写が本来の範囲を越えて進むことは、DNA複製の観点からも望ましくない可能性が指摘されていました。本研究チームの大学保一プロジェクトリーダーは、DNA複製の開始領域とゲノムの転写活性が相互に排他的であることを明らかにし、転写と複製の「棲み分け」がゲノム情報の安定性に重要であることを示唆していました。実際に、Pol IIがゲノム上で停滞したり、転写と複製が同じDNA上で干渉し合ったりすると、転写と複製の衝突が生じ、細胞に大きな負荷やゲノム不安定化につながり得ることが報告されていました。<br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">そこで、本国際研究チームの共同研究により、転写終結制御が破綻した細胞において、DNA複製への影響を詳しく調べ、細胞増殖機能との関連の解明に取り組みました。<br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;"></span></p></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;"><p><img style="vertical-align: middle;" src="/up_img/大学1.jpg" alt="" width="500" height="156" /></p></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;"><p><span style="font-size: 11.0pt;">図１. 遺伝子領域とRNA転写領域、DNA複製領域の棲み分け<br /><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;"><strong>◆研究の内容と成果<br /></strong></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">本研究グループはまず、11種類のがん組織と対応する正常組織のトランスクリプトーム解析（※2）を行い、Pol IIの転写制御因子や細胞周期制御因子の遺伝子発現が、がんと正常でどのように変化しているかを調べました。その結果、11種類のがん種の中でも大腸がんにおいて、転写開始の制御に関わる因子として知られるNELFの遺伝子発現が、正常大腸組織と比べて約2倍に増加していることが分かりました。さらに大腸がんでは、細胞増殖を抑える因子の発現が低下していました。これらの結果は、大腸がんにおいてNELFの高発現が、増殖に有利な転写・細胞周期の状態と関連する可能性を示唆します。<br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">次に本研究グループは、ヒト大腸がん由来の培養細胞株においてNELFを人為的に欠失させ、細胞増殖や細胞周期(※3)に与える影響を調べました。その結果、NELFを失った細胞は増殖が著しく低下し、細胞周期解析ではS期に進む細胞が減少してG1期に偏る変化が見られました。これは、G1期からS期への移行が進みにくくなることを示しています。<br /><br />この増殖低下の原因を探るため、本研究グループは新生RNA解析により、転写の状態を詳しく解析しました。すると、NELF欠失による変化は転写開始周辺にとどまらず、大規模な転写終結の乱れを引き起こしていることが明らかになりました。さらに、遺伝子間領域にある複製開始領域まで転写が進行し続けることによって、転写装置Pol II とDNA複製に関わる因子群（PCNAやMCM2）が近づき、DNA複製の効率を下げる要因となることが分かりました。これらの結果から、NELF欠失によって転写と複製が同じゲノム上で干渉しやすい状態が作られ、DNAがダメージを受ける可能性が示唆されました。実際に、NELF欠失細胞ではDNA損傷レベルの増加が検出されました。以上から、NELFは転写終結の効率を促進する因子であり、転写と複製の衝突を抑えることで、細胞周期の進行とゲノム安定性の維持に寄与していると考えられます。<br /><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;"><strong>◆今後の展開</strong><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">本研究成果は、転写終結の制御が細胞機能の維持と密接に関わる可能性を示すものであり、がん細胞や老化細胞における転写異常を理解する上で、転写終結という視点の重要性を提示します。今後、転写開始や伸長速度に加えて転写終結に着目した解析を進めることで、細胞機能の破綻に至る分子基盤の理解がさらに深まることが期待されます。<br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">今回、がん組織と正常組織のトランスクリプトーム解析から、大腸がんではNELFの発現が高い傾向が示されました。これらの所見は、大腸がん細胞が転写制御因子NELFに依存して転写プログラムや増殖を維持している可能性を示唆します。本研究は、NELFが転写終結制御に関与することを明らかにするとともに、NELFを介した転写終結制御の破綻がDNA複製や細胞周期に影響し得ることを示しました。これらの知見は、NELFおよび転写終結機構を、将来的ながん研究における治療標的の候補として検討するための基盤となることが期待されます。<br /><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;"><strong>◆用語解説</strong><br /><strong></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">※1) 新生RNA解析</strong><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">細胞核の中で転写された直後の「生まれたばかりのRNA（新生RNA）」を調べる方法。RNAはDNAから転写された後、さまざまなプロセシングを受けて成熟し、定常状態RNAとなったのち、細胞質へ輸送され、その情報がタンパク質へと翻訳されます。プロセシングを受けた後の定常状態RNAを調べる方法（トランスクリプトーム解析）では、転写の分子機構を明かにすることはできません。一方で、新生RNA解析では遺伝子の転写レベルやダイナミクスを直接的に捉えることが可能です。私たちのラボでは、mNET法やPOINT法といった新生RNA解析法を独自に開発しています。<br /><img style="vertical-align: middle;" src="/up_img/大学2.jpg" alt="" width="285" height="273" /><br /><br /><strong></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">(※2) トランスクリプトーム解析</strong><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">細胞や組織における、遺伝子転写産物の定常状態レベル（遺伝子発現量ともいいます）を網羅的に調べる方法。この点において、転写レベルを調べる新生RNA解析とは異なります。トランスクリプトーム（transcriptome）は、transcript（転写産物＝RNA）と、全体を表すラテン語の接尾辞 -ome を組み合わせた言葉で、細胞の中で作られているRNAの&ldquo;全体像&rdquo;を指します。上述のように、ヒトの遺伝子はおよそ２万個存在しますが、細胞や組織ごとに転写される遺伝子の種類やその発現量も異なります。そのため、トランスクリプトーム解析は、細胞の性質を知る上で重要な手法の一つとなっています。特に正常組織とがん組織のトランスクリプトームデータを比較することで、がんの特徴を推測することができます。<br /><br /><strong></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">(※3) 細胞周期</strong><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">細胞が成長してDNAを複製し、2つの細胞に分裂するまでの一連の流れ。細胞周期は大きく4つの段階に分かれます。G1期はDNA複製に向けて準備をする時期です。S期はDNAを複製してコピーを作る時期です。G2期は複製が終わったDNAを点検し、分裂の準備を整える時期で、M期は実際に細胞が分裂して2つに分かれる段階（核分裂と細胞質分裂）です。<br /><br /><strong>◆謝辞</strong><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">本研究は、英国Royal Society ISPF UK-JAPAN (ICA/R1/231018) 、英国MRC (MR/W007002/1)、科研費（JP19K24692, JP24K01957, JP23H02463, JP25KJ1964）、科学技術振興機構（JST）創発的研究支援事業 (JPMJFR2050, JPMJFR204X)、次世代研究者挑戦的研究プログラム（JPMJSP213600）、武田科学振興財団、内藤記念科学財団、アステラス病代謝研究会、上原記念生命科学財団、第一三共生命科学研究振興財団、新日本先端医療研究財団、金原一郎記念医学医療振興財団、三菱財団、住友財団、高松宮妃癌研究基金、ノバルティス科学振興財団、持田記念医学薬学振興財団、リカケンホールディングス、ならびに九州大学高深度オミクスサイエンスセンターからの支援を受けました。順不同。<br /><br /><strong>◆論文情報</strong><br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">掲載誌：EMBO Reports<br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">タイトル：NELF prevents transcriptional readthrough into DNA replication zones in cancer cells</span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">著者名：Chihiro Nakayama, Qi Fang, Yasukazu Daigaku, Yuki Aoi, Shoko Ito, Mami Takahashi, Reo Shimatani, Tamiko Minamisawa, Yagiz Ozturk, Hiroshi Kimura, Ali Shilatifard, Michael Tellier, and Takayuki Nojima<br /></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;">DOI：10.1038/s44319-026-00700-z</span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;"></span></p></span></div>
<div><span style="font-size: 12.8px;"><p>&nbsp;</p></span></div>]]></description>
      <category>お知らせ（がん研究所）</category>
      <pubDate>Tue, 24 Feb 2026 13:00:00 +0900</pubDate>
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