UICC(国際対がん連合)日本委員会

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第9回国際がん会議(東京-1966)

第9回国際がん会議−東京の写真

日本のUICC活動の歴史の中では、1966年に吉田富三を会議の会長として東京で開催された第9回国際がん会議が、重要な意味を持っている。4年毎に世界の各地で開催される国際がん会議は、当時唯一のがんの国際会議で大変権威があり、そこには世界中の一流のがん研究者や臨床家が集結した。UICCの国際会議は、がん研究と診療の進歩、およびがんに関する知識の普及に多いに貢献していた。吉田への会長委嘱は、吉田にとっても日本にとっても大きな名誉であった。まだ戦後の復興期にあった日本にとって、国際会議の開催は大変な大事業であったが、日本中のがん研究者と関係者は吉田を中心に集結し、会議の成功のために努力した。東京国際会議には、外国からの3,000人を含む4,000人の参加者があり、当時としては最大級の国際会議になった。このUICC国際がん会議を機に、日本のがん研究とがん研究体制は飛躍的発展を遂げることができた。

 

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