ラボメンバー
部長 斉藤 典子
東北大学大学院農学研究科修士課程を修了後、渡米してジョンズホプキンス大学医学部大学院にてPh. D取得。細胞分裂期における染色体の構造と動態の研究を行いました。NIH(国立衛生研究所)、コールドスプリングハーバー研究所にてポスドク。クロマチンと細胞核の研究に従事しました。2002年に熊本大学発生医学研究センター器官制御分野にて研究員。その後助手、助教を経て2013年より同発生医学研究所細胞医学分野の准教授。細胞核における基本分子メカニズムとその高次生命現象への寄与を研究しました。2017年より、公益財団法人がん研究会がん研究所がん生物部部長( 2017年熊本大学発生医学研究所客員教授兼任、2018年東京医科歯科大学連携教授兼任)。
Mail: noriko.saito(a)jfcr.or.jp
研究員 立和名 博昭
早稲田大学 胡桃坂仁志研究室においてクロマチンの試験管内再構成系を用いた構造生物学を学び2009年に博士(理学)を取得しました。同大学院にて助手・助教として研究を行った後に、キュリー研究所(フランス・パリ)のGeneviève Almouzni研究室にて細胞生物学的手法を用いてセントロメア領域の形成機構の研究を行いました。2014年9月から早稲田大学 胡桃坂仁志研究室にて講師として帰国した後に、2017年4月よりがん生物部の研究員として研究を行っています。撮影結果が画面に映し出される瞬間や顕微鏡を覗き込む瞬間が好きで、研究を続けています。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Hiroaki+Tachiwana
Mail: hiroaki.tachiwana(a)jfcr.or.jp
博士研究員 渡邉健司
熊本大学医学部を卒業し、外科医として多くのがん患者さんと接してまいりました。日々の臨床経験から、外科的手技以外のがん治療やがん細胞そのものに興味を持ち、基礎医学研究を志しました。がん細胞のゲノム異常を理解するため、大学院にてDNA損傷修復機構の研究に従事、2004年に博士(医学)を取得。その後同大学発生医学研究センター組織制御分野の助教を経て、2008 年からデンマークがん研究所に留学し、がん細胞におけるストレス応答機構を研究してまいりました。2019年1月に帰国し、特任研究員としてがん生物部に着任しました。今後は蓄積した研究成果の臨床応用を念頭に、がん克服を大きなテーマとしてがん治療における分子標的探索とその分子メカニズムを解明していきたいと思っております。
Mail: kenji.watanabe(a)jfcr.or.jp
博士研究員 MaierdanPalihati
I came from Uyghur region in China. I got my PhD in biological science (mainly focused on homologous recombination system in Naganishia yeast) in the guide of my academic advisor Prof. Hiroshi Iwasaki in 2021. After being researcher in Iwasaki lab for a short time, I moved to Cancer Biology Department at JFCR from April 2022, in order to elucidate the molecular mechanism of recurrent breast cancer.
中国のウイグル出身です。東京工業大学岩崎博先生のもとでNaganishia酵母の遺伝子組み換え研究を行って、2021年博士号を取得しました。2022年4月よりがん生物部の博士研究員として研究を行っています。
Mail: palihati.maierdan(a)jfcr.or.jp
研究助手 藤田 知子
筑波大学深水研究室で、博士号を取得したのち、大阪大学岡部研究室、アメリカCCHMCのSK Dey研究室、放射線医学総合研究所、東京大学産婦人科廣田チームで、主に、妊娠時の合併症、着床メカニズムについてマウスを用いた研究を行ってきました。筑波大学時代に転写因子研究を行っていたのですが、また転写制御の世界に戻ってみると、クロマチンを大きく捉える時代の大きな変化を感じております。この流れにうまく乗れるように、その中でマウスを用いた仕事が生かせるように、またラボの皆さんが円滑に研究ができるようにサポートしていければと思っております。
Mail: tomoko.fujita(a)jfcr.or.jp
研究生 小野寺早紀
日本大学文理学部卒業後、東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 医歯理工保健学専攻に進学。学部生では核輸送タンパク質であるImportin α2の研究をがん細胞を用いて行っておりました。現在は乳がん細胞を用いて核内構造体であるnuclear speckleの研究を渡邉先生の御指導の下行っております。微力ではありますが、医療やラボの発展に少しでも貢献できるよう精進して参ります。
Mail: saki.onodera(a)jfcr.or.jp
研究生 勝間蒼衣
東京薬科大学 大学院生命科学研究科 修士課程に在学中です。学部ではLC-MS/MSを用いたヒストン修飾解析を行ないました。ヒストンやクロマチン、ノンコーディングRNAなどエピジェネティクス因子にフォーカスして研究がしたかったので修士からがん生物部に来ました。日々、エピジェネティクスの様々な側面を知れて、とてもワクワクしています。
Mail: ai.katsuma(a)jfcr.or.jp
研修生 大畑裕聖
日本大学文理学部生命科学科在学中。卒業研究のため外部研究をさせていただき、エレノアに関する研究に取り組んでおります。小さい頃、或る病院のパンフレットを偶然読んだり、或る医者の医療姿勢に魅了されたりしてから、がんというものに長年興味を持ち、ずっと研究をしたいと思っていました。2023年から研修生として配属させていただき、大変光栄に思っております。まだまだ浅学ではありますが、最高の環境でがん研究ができることに感謝し、研究者としてのスキルを日々研鑽してまいります。
Mail: yusei.ohata(a)jfcr.or.jp
マネジメントアシスタント 大戸信子
アムステルダム(オランダ)、プラハ(チェコ共和国)、アトランタ(アメリカ)と長い海外生活を送った後日本に帰国し、縁あって2017年5月よりがん生物部で秘書をさせていただいています。研究室の皆さまが快適に研究活動を行えるよう少しでもお役に立ちたいと思っています。
Mail: nobuko.oto(a)jfcr.or.jp