「安全でよく効くがん治療薬」を目標に

注目の論文

EGFR変異陽性肺がんに対する新規耐性克服療法を発見〜今後予想されるオシメルチニブ耐性の克服へ〜

【ポイント】

  • EGFR陽性肺腺癌の患者さんにおいて、EGFR阻害剤治療中にT790M耐性変異による増悪がみられた際にはオシメルチニブ(タグリッソ®)を使用することが推奨されており、今後も多くの患者さんがオシメルチニブによる治療を受けることが想定されます。
  • オシメルチニブによる治療中に約2割の患者さんにおいてC797S変異が新たに出現してしまうことでオシメルチニブが無効になることが報告されていますが、この耐性に対する有効な分子標的治療は確立していません。
  • 本研究から、オシメルチニブ耐性となりC797S変異が確認された場合に、ALK阻害薬ブリガチニブとEGFR抗体の併用療法が有効である可能性がありますが、実用化されるためには安全性と有効性を、今後臨床試験により評価する必要があります。
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部門紹介

基礎研究部

がん分子標的治療薬の開発を目指して、がん転移機構やシグナル伝達機構の解析と阻害剤開発を進めています。

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分子生物治療研究部

がん細胞のテロメア制御・不老不死・幹細胞性の分子基盤を明らかにし、創薬シーズの創出を目指します。

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ゲノム研究部

ゲノム科学を活用した分子標的治療研究を展開し、革新的治療薬の開発と個別化医療の実現を目指します。

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臨床部は、臨床も兼任している医師も参加して、がん細胞のイメージング、分子生物学的研究をしています。

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