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次世代がん研究シーズ育成プロジェクト

部の紹介

当研究プロジェクトは、現在根本的な解決策のない難治がん(転移・再発・治療抵抗性がん)の根治を目標とし、ゲノム解析技術を基盤とした次世代がん医療の開発を目指しています。

がんは遺伝子の病気なので、そのゲノム・エピゲノム情報はがんの性質の理解に必須です。近年急速に発達してきた大量高速シーケンシング技術を中心に、種々のゲノム解析技術を応用しながら、実地臨床に直接役立つバイオマーカーや分子標的を探索しています。

がんは患者さんごとに多種多様である(腫瘍間の複雑性)ため、それぞれの患者さんのがんを、その生物学的な特性に基づいて適切に分類し、各々の性質に応じた治療を行う必要があります。また、一人の患者さんに生じたがんにおいて、がんが時間をかけてゆっくりと成長する過程で、同一腫瘍内の各がん細胞が少しずつ元のがん細胞から変化していきます(腫瘍内の複雑性)が、この性質はがんの転移や再発に重要と考えられています。ゲノム・エピゲノム情報は、これらがんの複雑性を解析するために用いています。

研究内容

  1. 難治がんにおけるバイオマーカー・分子標的の同定
  2. ゲノム情報と臨床病理情報を併せたがんゲノムデータベースの作製
  3. シークエンス解析を中心としたオミックス情報解析の確立
  4. 個別化医療におけるゲノミクスの応用
  5. 乳がんのゲノム・エピゲノム解析

代表論文

連絡先

森 誠一 (プロジェクトリーダー)
〒135-8550 江東区有明3-8-31
Tel: 03-3520-0111(内線 5331)  Fax: 03-3570-0454
E-mail: seiichi.mori@jfcr.or.jpメールを送信

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