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がん生物部

最終更新日 : 2017年4月6日

部の紹介

がん生物部長 斉藤 典子
がん生物部長 斉藤 典子

真核生物のゲノムDNAは、何重にも折りたたまれクロマチンを形成して細胞核の3次元空間に収納されています。がんの発生及び進展は、ジェネティックな変異だけではなく、クロマチンおよび核構造により制御されるエピジェネティックな状態の変化も深く関わっています。近年、タンパク質をコードしないノンコーディングRNAやクロマチンの基本因子である多様なヒストンが、エピジェネティクス因子として機能を担うことが明らかとなり、がんを始めとする細胞病態を理解する上で注目されています。私達は、クロマチン・細胞核構造の作動原理を解明するとともに、がん制御への寄与を明らかにし、創薬研究や、新たな診断法の確立に貢献することを目的として研究を行っています。

研究内容

  1. 再発乳がんに関わるノンコーディングRNAエレノアの解析
  2. クロマチンドメイン・核内構造体の形成機序と機能の解明
  3. 機械学習を用いた画像解析による細胞と組織形態の分類と推定
  4. ヒストンタンパク質の動態によるクロマチン・がんの制御

オリジナルHP

準備中

代表論文

研究業績へ

Tomita, S., Abdalla, M. O. A., Fujiwara, S., Yamamoto, T., Iwase, H., Nakao, M. and Saitoh, N. (corresponding author)
Roles of long non-coding RNAs in chromosome domains. WIREs RNA, doi: 10.1002/wrna.1384. (2016)
Tomita, S., Abdalla, M. O. A., Fujiwara, S., Matsumori, H., Maehara, K., Ohkawa, Y., Iwase, H., Saitoh, N. (corresponding author) and Nakao, M. 
A cluster of noncoding RNAs activates the ESR1 locus during breast cancer adaptation. Nat. Commun. 6: Article No. 6966 (2015)
Tokunaga, K., Saitoh, N. (corresponding author), Goldberg, I. G., Sakamoto, C., Yasuda, Y., Yoshida, Y., Yamanaka, S. and Nakao, M.
Computational image analysis of colony and nuclear morphology to evaluate human induced pluripotent stem cells. Sci. Rep. 4:6996 (2014)
Saitoh, N. (corresponding author), Sakamoto, C., Hagiwara, M., Agredano-Moreno, L. T., Jiménez-García, L. T. and Nakao, M.
The distribution of phosphorylated SR proteins and alternative splicing are regulated by RANBP2. Mol. Biol. Cell 23: 1115-1128 (2012)

連絡先

斉藤 典子 
〒135-8550 江東区有明3-8-31
公益財団法人がん研究会 がん研究所がん生物部
Tel:03-3570-0471
E-mail: noriko.saito@jfcr.or.jp

 

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