【がん研セミナー(5月17日)のお知らせ 「多機能性免疫効果を発揮する新たながんワクチン細胞製剤の開発 」藤井 眞一郎 博士(理化学研究所 生命医科学研究センター 免疫細胞治療研究チーム チームリーダー )】
2018年04月25日
がん研セミナー(5月17日)のお知らせ
演題:多機能性免疫効果を発揮する新たながんワクチン細胞製剤の開発
演者:藤井 眞一郎 博士(理化学研究所 生命医科学研究センター 免疫細胞治療研究チーム チームリーダー )
抄録:近年、免疫チェックポイント阻害薬によりT細胞の再賦活化と臨床的有効性が認められるようになり、がん免疫療法の分野に注目が集まっている。免疫療法の方向性としては一種類の免疫細胞を誘導する方法から複数の免疫細胞を賦活させる方法へ移行している訳である。
我々は、これまで自然免疫と獲得免疫の二種類の免疫系を同時に賦活させ得るワクチンシステムを構築するべく開発を進めてきた。その結果、人工アジュバントベクター細胞(エーベック)の作製に成功し、現在医師主導型治験を開始している。がん免疫、及び免疫療法の進歩、最新の知見を踏まえて説明する共に、この新しい細胞製剤についても紹介する。
日時:2018年 5月 17日(木) 18:00〜19:00
場所:吉田記念講堂
連絡先:広田 亨 (内線:5251)
*外部の研究者のご来聴を歓迎いたします。尚、本セミナーの内容は専門的であり、医学・生物分野の研究に携わる方を対象としております。