がん研究会について

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理事長ご挨拶

最終更新日 : 2024年8月9日
浅野敏雄
がん研究会 理事長 浅野 敏雄

1908年(明治41年)、日本初のがん専門機関として発足した、がん研究会。以来100年以上にわたり、がん医療において主導的な役割を果たしてまいりました。特に研究部門と病院部門を持つ組織の特徴のもと、当会は、先端の研究成果を診療に活かすことで世界のがん医療に貢献してまいりました。

高齢化社会の進展に伴いがん患者さんは増加し、今や2人に1人ががんに罹患する社会となっています。このような中、2016年に、がんプレシジョン医療研究センター、2022年には、先進がん治療開発センターを新設しました。このように、当会は、がんの診断と治療をさらに進化させるため、がんの基礎的、臨床的研究を強力に進めています。その成果は、日本のがん医療向上に寄与してきたものと考えております。

また、がんの予防、診断、治療のみならず、治療後の生活に至るまで一貫して支援を行うがんのトータルケアが重要だと考えています。そのため、2021 年にトータルケアセンターを新設し、がん克服のために、社会との連携を積極的に進めています。2024年6月には、がん啓発活動として「がん患者さんが歌う第九チャリティーコンサート2024」を開催致しました。

残念ながら、新型コロナウイルスの流行により、がん健診者の減少、がん登録者の減少など、がん医療は大きな影響を受けました。しかし私たちがん研究会は「がん克服」のために、足を止めるわけにはいきません。これからも社会と連携しがん医療の要として、日々尽力してまいります。

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