がん研究会について

印刷

理事長ご挨拶

最終更新日 : 2022年9月6日
浅野敏雄
がん研究会 理事長 浅野 敏雄

1908 年(明治41年)、日本初のがん専門機関として発足した、がん研究会。以来100 年以上にわたり、日本のがん医療における主導的な役割を果たしてまいりました。特にがん研究会の特長である病院部門と研究部門が一体化した組織を持つという独自性のもと、先端の研究成果を診療に活かすことで真の意味での患者さん本位の医療を提供し、日本のがん医療の向上に少なからず貢献してきたものと考えております。

今や2人に1人ががんに罹患するといわれ、超高齢社会の進展に伴いがんの患者数はますます増加しています。 そのような中、がんによる死亡者数を減少させるには、がんの診断と治療をさらに進化させるとともに、がんの早期発見と早期治療を行うことが極めて重要です。

このような状況の中、2016年に「がんプレシジョン医療研究センター」を設立。さらに、2022年には、先端医療開発センター、臨床研究開発センターを統合し、先進がん治療開発センターを新設しました。病院と研究所のさらなる連携のもと、患者さん一人ひとりに適した医療の提供を目指していきます。

昨今の新型コロナウイルス(COVID-19)の流行により、がん医療においても大きな影響を受けました。しかし私たちがん研究会は「がん克服」という未来を実現するために、足を止めるわけにはいきません。これからも日本のがん医療の要として、治療と研究の両輪でがん医療の向上に日々尽力してまいります。

このページのTOPへ