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【プレスリリース】がん融合遺伝子検出法にかかる特許の実施許諾契約締結に関するお知らせ

2019年05月29日

このたび、公益財団法人がん研究会(以下「がん研究会」)、学校法人自治医科大学(以下「自治医科大学」)、および株式会社LSIメディエンス(以下「LSIメディエンス」)が保有する特許「新規ROS1融合体の検出法」について、シスメックス株式会社との間で実施許諾契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。

 

1.対象特許
  発明名称:「新規ROS1融合体の検出法」
       (日本特許第5861244号、米国特許9,109,259 欧州特許2,586,862)
   権利者:がん研究会、自治医科大学、LSIメディエンス
   発明者:竹内賢吾 石川雄一、間野博行、曽田学、崔永林

2.特許の技術内容
 対象特許は、新規のROS1融合遺伝子を4種発見したことに加え、ROS1融合遺伝子陽性の肺癌の臨床的特徴を明確にしたもので、JST課題達成型基礎研究の一環として、がん研究会および自治医科大学の共同研究により得られた成果(注)です。
 SDC4、CD74、EZR、SLC34A2、LRIG3、又はTPM3の各遺伝子の一部とROS1遺伝子の一部との融合遺伝子、あるいは、それがコードする融合タンパク質を検出することにより、ROS1融合遺伝子を検出する方法を提供するもので、がん融合遺伝子を検出する体外診断用医薬品など、患者さんの治療機会拡大に資することが期待されています。

3.契約締結日
  2019年3月14日

【注釈】
 注:2012年2月13日付 がん研究会、自治医科大学プレスリリース「肺がんの原因となる新しい融合遺伝子を発見 −新たな治療薬実現への道を開く−」
 https://www.jfcr.or.jp/genome/news/2282.html

【参考文献・論文等】
Kengo Takeuchi et al, RET, ROS1 and ALK fusions in lung cancer. Nature Medicine (2012).

 

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