
右田敏郎(東大病院)
所属

がん化学療法センター 分子生物治療研究部 客員研究員
連絡先
〒135-8550 江東区有明3-8-31
Tel:03-3520-0111(内線 5745)
Fax:03-3570-0484
Mail:toshiro.migita@jfcr.or.jp
経歴
1992 長崎大学医学部 卒業
1992〜1996 東京女子医科大学 腎センター 外科・泌尿器科 (研修医)
1996〜2002 九州大学医学部 泌尿器科 (医員)
2002 九州大学医学部大学院 医学研究院(形態機能病理学) 医学博士課程修了
2002〜2007 Dana-Farber Cancer Institute, Boston, USA(ポスドク)
2007〜2009 (財)癌研究会 癌研究所病理部 (研究員)
2009〜 がん化学療法センター分子生物治療研究部
2011〜 東大病院
研究分野
・がんの代謝異常
・発がん機構
・細胞死
所属学会・研究会
・日本泌尿器科学会
・日本癌学会
・米国癌学会
・日本分子生物学会
・日本がん分子標的治療学会
受賞
2010年 1月 第10回関東ホルモンと癌研究会 学術奨励賞
研究テーマ
がんの普遍的な特徴の一つとして代謝異常が挙げられるが、特に解糖系亢進とミトコンドリア機能不全を特徴とするWarburg effectが有名である。しかし、1950年代になり、がんでは脂質代謝も異常を来していることが判明し、多くのがん細胞ではde novo脂肪酸合成が亢進していることや、その阻害によりがん細胞死を来す事が明らかとなり最近注目されている。
de novo脂肪酸合成酵素である、ATP citrate lyase (ACLY)、Acetyl-CoA carboxylase (ACAC)、fatty acid synthase (FASN)のがん細胞における生物学的意義とこれらの阻害によるがん細胞死のメカニズムを分子生物学的、生化学的、病理学的手法などを用いて解析している。