
田中美和
所属
がん研究所, がんエピゲノム研究部 主任研究員
研究テーマ
愛知県出身。
名古屋大学大学院 医学系研究科法医学教室で学位を取得。
臨床医(歯科)を経て、法医解剖とDNA鑑定に明け暮れる生活から、がん研究の世界に飛び込みました。日進月歩のがん研究の荒波にもまれながら、現在は、骨軟部悪性腫瘍(肉腫)の発生機構を解明すべく、マウスモデルを用いた実験を行っています。特に、キメラ遺伝子を有するユーイング肉腫や滑膜肉腫に着目して、発生起源や進展過程の分子メカニズムの解析を進め、一日でも早く、早期診断・治療法を確立して、患者さんの元に届けられるよう取り組んでいます。
さらに、脂肪肉腫や軟骨肉腫、明細胞肉腫、胞巣状軟部肉腫などのキメラ遺伝子を有する骨軟部悪性腫瘍の発症機構の解明についても、まだ予備実験の段階ですが、少しずつ見えてきたことがあります。