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発がん研究部

最終更新日 : 2023年8月18日

目次

  1. 腫瘍線維化メカニズムの解明
  2. 腫瘍間質(ストローマ)を標的としたがん治療戦略・バイオマーカーの確立
  3. がん発生期における組織幹細胞とがん幹細胞に関する研究
  4. 多臓器連関が引き起こすがん進展機序の解明

腫瘍間質(ストローマ)を標的としたがん治療戦略・バイオマーカーの確立

免疫チェックポイント阻害剤は、がん治療の新しい柱として期待されていますが、未だ治療が有効な患者さんは限られています。そのため、免疫療法の治療効果を飛躍的に高める治療戦略の確立が喫緊の課題と考えられます。これまで私たちは、高度な線維化を示す腫瘍に対してストローマル・リプログラミング(免疫賦活化)をおこない、免疫チェックポイント阻害剤を併用した複合がん免疫療法が有効であることを明らかにしてきました。現在は、この併用療法の効果が期待できる患者さんを選び出すバイオマーカーを同定するための研究をおこなっています。