部門紹介

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研究内容

目次

  1. Hematopathology(血液病理学)
  2. Project Fusion(融合遺伝子探索プロジェクト)

Project Fusion(融合遺伝子探索プロジェクト)

固形がんにおける新規融合遺伝子を探索しています。未発表のものも含め、2010年12月時点で10種発見しています。速やかに臨床に還元すべく、治療の標的になりやすいkinaseを主に探索しているため、これまで同定したものすべてがdriver mutationでありtargetableです。探索システムは、病理組織学を応用した他にみられないユニークなものです。したがって、探索に用いた方法はそのまま病理診断に転用でき、新たな診断法の開発に直結しています。実際に,ALK関連で開発した方法は既に商業化され、また新規ALK阻害剤治験の患者選択に採用されています。

肺がんにおけるEML4-ALKに対する組織FISH
Fusion assayでは(左)、EML4遺伝子が赤、ALK遺伝子が緑に染色され、EML4-ALK融合遺伝子は黄色にみえる。右は同一症例におけるALK遺伝子のsplit assay.ALK遺伝子の上・下流をそれぞれ赤・緑で染色。転座したALK遺伝子はシグナルが離れて見える。

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