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【受賞情報】がんエピゲノムプロジェクト特任研究員の宮田憲一が、第83回日本癌学会学術総会で日本癌学会奨励賞を受賞しました。

2024年10月10日

がん研究所がんエピゲノムプロジェクト特任研究員の宮田憲一が、2024年9月19~21日に開催された第83回日本癌学会学術総会において、日本癌学会奨励賞を受賞しました。
演題名:Elucidation of the Mechanisms of SASP Induction by Repetitive Sequence Regions Promoting Cancer Progression(がんの進展を助長する反復配列領域に起因するSASP誘導機構の解明)
本賞は、癌研究の進歩に寄与すること顕著なる研究を発表し、なお将来の発展を期待し得る卓越した若手研究者に授与される非常に名誉な賞です。

この度、このような名誉ある学術賞に選出いただき、心より光栄に存じます。我が国は超高齢社会に突入し、 がんを含む加齢性疾患の罹患率の上昇が大きな課題となっております。その一因は、加齢に伴い蓄積される老化細胞が呈するSASP(炎症性タンパク質の分泌)現象です。本研究では、SASP誘導機構として、反復配列領域の膨張と転写レベルの相乗的な上昇が寄与していることを同定し、新規治療標的となりうる可能性を見出しました。この成果に至るまで、長年にわたるご指導と惜しみないご支援を賜りました細胞老化研究部の高橋暁子先生、がんエピゲノムプロジェクトの丸山玲緒先生、そして研究室メンバーの皆様に、心より感謝申し上げます。今後の研究発展に向けて、一層精進して参る所存です。

 

第83回日本癌学会学術総会日本癌学会奨励賞受賞

 

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