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がん研セミナー(1月15日)のお知らせ

2026年10月09日

演題:生命をナノから個体まで見る、測る、操る
 
演者:合田 圭介 博士
        (東京大学大学院理学系研究科化学専攻 教授)
 
抄録:
生命システムは、ナノメートルサイズの細胞外小胞から細胞集団、組織、個体全身に至るまで、階層を超えた複雑性と不均一性を有している。本講演では、こうした生命現象を「見る、測る、操る」ために開発した三つの技術を紹介する(Nitta et al., Cell 2018; Nitta et al., Nature 2026; Wang et al., Nature Biomedical Engineering 2026)。まず生命を「見る」技術として、フローサイトメトリーの概念を個体レベルへ拡張したFlow Zoometryを紹介する。本技術は、組織構造と空間情報を保持したまま、多数のモデル生物を三次元蛍光画像として高速に可視化する。次に生命を「測る」技術として、Whole-Slide Optical TomographyとエッジAIを統合し、細胞集団全体の形態学的特徴を定量化する自律型細胞診断技術を紹介する。最後に生命を「操る」技術として、細胞外小胞の表面を工学的に改変し、同種細胞への指向性を増強するSuper Homotypic Targetingを紹介する。これにより、選択的な細胞間情報伝達と抗老化を実現した。これらの研究を通じて、光科学、生化学、ナノテクノロジー、ロボット工学、情報科学を融合することで、ナノスケールから個体スケールまでの生命現象を可視化、定量化、制御する新たな道が拓かれつつあることを示す。
 
日 時:2027年 1月 15日(金) 18:00〜19:00
場 所:吉田記念講堂

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