【第51回がん研先端研究セミナー(8月20日)のお知らせ「がん細胞間の転写不均一性と薬剤抵抗性のエピジェネティック制御 」日野原邦彦 博士(Dana-Farber Cancer Institute :Kornelia Polyak 研究室)】
2018年07月19日
第51回がん研先端研究セミナー(8月20日)のお知らせ
演題:がん細胞間の転写不均一性と薬剤抵抗性のエピジェネティック制御
演者:日野原邦彦 博士(Dana-Farber Cancer Institute :Kornelia Polyak 研究室)
抄録:腫瘍内不均一性は薬剤抵抗性や疾患進行の主要な決定因子であり、その詳細な解明は科学的・臨床的に重要な課題である。近年のがんゲノムシークエンスによりヒト腫瘍組織における細胞間の遺伝的不均一性が明らかになってきたが、エピジェネティックな不均一性や転写不均一性についてはほとんど研究がなされていない。またそのような細胞間のばらつきを制御するメカニズムも未解明である。本セミナーでは、ヒストン脱メチル化酵素KDM5Bによる乳がん細胞の転写不均一性と薬剤抵抗性の制御機構について紹介する。さらにシングルセルバーコーディングによる薬剤抵抗性クローンの同定についても触れる。
日時:2018年8月20日(月) 18:00〜19:00
場所:吉田講堂
連絡先:丸山玲緒 (5262)
*外部の研究者のご来聴を歓迎いたします。尚、本セミナーの内容は専門的であり、医学・生物分野の研究に携わる方を対象としております。