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【第56回先端研究セミナーのお知らせ「PML bodyによる遺伝子転写制御メカニズムの解析:ALaP法を用いて」栗原美寿々 博士(基礎生物学研究所、生命創世探求センター、宮成祐介 研究室)】

2019年07月12日

第56回先端研究セミナーのお知らせ

 

演題:PML bodyによる遺伝子転写制御メカニズムの解析:ALaP法を用いて

 

演者:栗原美寿々 博士(基礎生物学研究所、生命創世探求センター、宮成祐介 研究室)

 

抄録:PML bodyは核内に局在する球状の構造体で、細胞のガン化やアポトーシス、老化、DNAダメージ応答などに関与することが示唆されている。また、その構成因子には多くのクロマチン関連因子が含まれていることから、遺伝子転写制御の場としても働くと考えられている。しかしながら、PML bodyが具体的にどういった遺伝子をどのように制御しているのかはほとんど明らかにされていない。その大きな要因の一つとして、PML bodyとクロマチンの相互作用を解析する技術が限られることが挙げられる。そこで私は、PML bodyと相互作用する遺伝子領域を網羅的に同定することが出来る新規技術「ALaP(APEX mediated Chromatin Labeling and Purification)法」を開発した。これまでに私は、ALaP法を用いることによりPML bodyと相互作用する遺伝子領域をゲノムワイドに同定し、PML bodyが特定の遺伝子の転写を制御することを見出した。本セミナーでは最近の研究成果を紹介するとともに、PML bodyによるユニークな遺伝子転写制御機構について議論を行いたい。

 

日時:2019年9月5日(木) 16:00〜

 

場所:研究所1階 セミナー室A

 

連絡先:野澤竜介(内線5258)

 

*外部の研究者のご来聴を歓迎いたします。尚、本セミナーの内容は専門的であり、医学・生物分野の研究に携わる方を対象としております。

 

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