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【がん研セミナー(11月5日)のお知らせ「1細胞全ゲノムDNA複製解析から見えてきた染色体三次元構造の発生制御機構」平谷 伊智朗 博士(理化学研究所・生命機能科学研究センター(理研BDR)発生エピジェネティクス研究チーム・チームリーダー)】

2019年10月02日

がん研セミナー(11月5日)のお知らせ

 

演題:1細胞全ゲノムDNA複製解析から見えてきた染色体三次元構造の発生制御機構

 

演者:平谷 伊智朗 博士(理化学研究所・生命機能科学研究センター(理研BDR)発生エピジェネティクス研究チーム・チームリーダー)

 

抄録:未分化細胞と分化細胞の本質的な違いは何であろうか?もちろん、分化前後では細胞の形態も機能も違うし、遺伝子発現もかなり異なる。が、最も本質的な違いはゲノム上に刻まれたエピジェネティックな情報であろう。エピジェネティクスと聞けば、大抵はDNAやヒストンの化学修飾を思い浮かべるはずだ。だが、近年のHi-C法の普及に伴い、エピジェネティクスの新たな対象としてゲノム三次元構造が注目を集め、その時空間的かつ包括的な理解を目指す「4Dヌクレオーム」研究が花盛りである。特に、Hi-C法が見出したトポロジカルドメインやA/Bコンパートメントといったメガベース(Mb)スケールの構造が精力的に研究されているが、まだまだ不明な点も多い。我々は、Mbスケールの染色体構造をよく反映するDNA複製タイミングの解析を通して、この問題に興味を持ってきた。そして最近、1細胞全ゲノムDNA複製解析法の開発に成功し(Takahashi et al., Nat Genet 2019)、染色体三次元構造の発生制御という難題に1細胞レベルでアプローチできるようになってきた。本セミナーでは、我々の目に何が見えてきたかをお話ししたい。

 

日時:2019年11月5日(火) 15:00〜16:00

 

場所:吉田記念講堂

 

連絡先:丸山玲緒(内線5441)

 

*外部の研究者のご来聴を歓迎いたします。尚、本セミナーの内容は専門的であり、医学・生物分野の研究に携わる方を対象としております。

 

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