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【がん研セミナー(1月30日)のお知らせ 「生体内合成化学治療: Therapeutic In Vivo Synthetic Chemistry」田中 克典 博士(理化学研究所開拓研究本部 田中生体機能合成化学研究室 主任研究員・東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 教授)】

2023年01月11日

がん研セミナー(1月30日)のお知らせ

演題:生体内合成化学治療: Therapeutic In Vivo Synthetic Chemistry

演者:田中 克典 博士(理化学研究所開拓研究本部 田中生体機能合成化学研究室 主任研究員・東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 教授)

抄録:疾患部位で薬剤を合成し、その場で治療することができれば、これまで毒性や安定性のために使用できなかった分子を見直すことができる。我々は、「生体内合成化学治療」と名付けた方法より、動物体内の疾患で選択的に生物活性分しや薬理活性分子を合成することに挑戦している。最近になって、(1)「糖鎖パターン認識」を基盤とした新規デリバリーシステムにより、体内の特定の疾患に触媒や原料を送り込むとともに、(2)疾患で選択的に発生している代謝物質を原料として有効活用することにより、体内の望む部位で高度な有機合成反応を起こすことに成功した。体内の望む現地で自在に求める機能性分子を合成し、抗がん活性を始めとして、望む様々な機能を果たすことが可能となっている。我々の技術の一部は、乳がんの術中迅速診断法として臨床研究が行われ、いち早く患者の皆様に届ける計画が進んでいる。
「生体内合成化学治療」は新しい薬剤を開発するのではなく、従来の分子を体内で見直す次世代戦略であり、創薬や生物活性物質開拓におけるルネッサンスであると考えている。

日時:2023年 1月 30日(月) 16:00〜17:00

場所:吉田講堂とオンライン配信によるハイブリッド形式


*新型コロナ感染拡大対策のため、吉田講堂での参加は先着順50人を上限とします。
事前入場予約をご希望の方は前日までにmolpharm@jfcr.or.jpまでお申し込みください。
*オンライン参加の方は以下のURLから事前登録後、お送りするZOOMアドレスからご参加下さい。
https://zoom.us/webinar/register/WN_kcD0zejfStiQZpro8pkYzQ

連絡先:旦 慎吾

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