部門紹介

企業の方へ

最終更新日 : 2022年4月4日

公益財団法人がん研究会 がん化学療法センター 基礎研究部は、創設以来、がん化学療法に関する基礎研究と新しい抗がん剤の開発研究を進めてきました。これまでの共同研究の成果として、サンラビン、ミフロール、THP-アドリアマイシンなどの抗がん剤を開発しています。また、耐性化したがんに有効な抗がん剤としてME-2303、 MX-2、 CPT-11、リゾキシンなどを研究し,その一部は臨床試験が実施されました。またMS-209(Dofequidar)の開発研究・臨床試験のサポートなども行なってきました。最近では、臨床検体より樹立した初代培養細胞株(PDC)やそのゼノグラフトモデル、を用いた抗腫瘍剤のスクリーニング等も共同研究で行っており、DS-6051b (AB-106)などについては共著論文を発表する (Katayama R et al, Nature Commun 2019)などしており、国内外での臨床試験が進行中です。また、がん転移を標的にした薬剤開発も進めています。それ以外にも数多くの前臨床試験に関わってきました。これら共同研究の多くは、委託研究あるいは研究生を受け入れての共同開発研究という形で進められてきました。近年では、ALK融合遺伝子陽性肺がんに対する獲得耐性機構を血液などの臨床検体から検索する他施設共同観察研究を、企業と共同で行ったりもしています。

公益財団法人がん研究会 がん化学療法センターは、基礎研究と臨床研究の橋渡しの役割を担っていますし、大学とは異なる公益性を重視した民間団体ですので、どのような段階の薬剤開発研究にもノウハウの提供や研究協力することが可能です。

連絡先

公益財団法人がん研究会がん化学療法センター分子生物治療研究部
清宮啓之(部長)
〒135-8550 江東区有明3-8-31
Tel:03-3520-0111(内線  5491) Fax:03-3570-0484
E-mail:hseimiya@jfcr.or.jp

このページのTOPへ