
お知らせ
【プレスリリース】IQVIAサービシーズ ジャパン合同会社と公益財団法人がん研究会有明病院は治験における戦略的提携を開始
2025年07月24日
IQVIAジャパングループのIQVIAサービシーズ ジャパン合同会社(所在地:東京都港区、社長:宇賀神 史彦、以後「IQVIA」)と、公益財団法人がん研究会 有明病院(所在地:東京都江東区、病院長:佐野 武、以後「がん研有明病院」)は、がん領域における治験実施の促進、および海外で承認されている医薬品が国内では未承認となっている国内ドラッグ・ロスの解消を目指し、治験における戦略的提携契約を締結したことをお知らせいたします。
IQVIAは、約70か国にわたる主要な医療機関との戦略的パートナーシップを通じて、堅固なグローバル治験サイトネットワークを構築しています。このネットワークには、治験の実施において高度なケイパビリティと一貫した高い実績を有する約50のプライムサイトが含まれており、さらに、各地域におけるIQVIAのサイト運営の中核を担う約1,100のパートナーサイトで構成されております。
IQVIAではこれらのサイトとの緊密かつ協調的な関係を築くことにより、革新的な治験へのアプローチを支援しています。このパートナーシップモデルは、治験の実施効率および品質の向上を促進するとともに、患者さんが最先端の治験に参加する機会の拡大にも寄与しています。がん研有明病院は、このIQVIAの治験サイトのネットワークにプライムサイトとして国内ではじめて参加します。今後、両者はがん研有明病院における治験を実施する中で、互いの専門性、知識、経験を活かしながら迅速かつ効率的な治験の実施を目指していきます。この取り組みを通じて、がん研有明病院はより多くの国際共同治験に参加し、その進捗に大きく寄与することで、新薬の国内承認の促進、すなわち国内ドラッグ・ロスの解消に貢献します。
IQVIAジャパン臨床開発事業本部の松田秀康本部長は次のように述べています。「IQVIAのプライムサイトにがん研有明病院様が日本ではじめて参加いただくことを大変喜ばしく思います。がん研有明病院様の国内有数のがん領域の実績、専門性の高さにIQVIAのグローバルの先端知識、テクノロジーを使用した先進的な取り組み、がん領域の専門ユニットの専門性が融合することにより、国際競争力の高い治験の遂行へつなげられることに大きな期待を寄せています。がん研有明病院様とともに新しい治療薬を必要とされる患者の皆様へ1日も早くお届けできるよう、IQVIAとして最大限の貢献をしていきたいと考えています。」
また、がん研有明病院の佐野武病院長は次のように述べています。「現在、がん領域には、海外で承認されているものの国内では未承認の医薬品が多く存在しています。グローバルCRO(Clinical Research Organization:医薬品開発業務受託機関)大手のIQVIAと提携することで、国内未承認の医薬品を手掛けている海外のEBP(Emerging Biopharma:新興バイオ医薬品企業)とも連携を深め、次世代の新薬の開発により一層携わっていきたいと考えています。今回のIQVIAとの提携により、がん克服をもって人類の福祉に貢献するというがん研究会の理念を実現できることを期待しています。」
IQVIA について
IQVIA (NYSE:IQV) は、臨床研究サービス、コマーシャルインサイト、ヘルスケアインテリジェンスをライフサイエンスおよびヘルスケア業界に提供するリーディング・グローバル・プロバイダーです。IQVIAのソリューションポートフォリオはIQVIA Connected Intelligence™ のアプローチを基盤としており、質の高い健康データ、Healthcare-grade AI®、高度な分析、最新のテクノロジー、そして広範な専門知識に基づく実用的なインサイトとサービスを提供しています。IQVIAは、ヘルスケア、ライフサイエンス、データサイエンス、テクノロジー、オペレーショナルエクセレンスの専門家を含む約88,000人の従業員を100か国以上に擁し、革新的な治療法の開発と商業化を加速させることで、世界中の患者アウトカムと公衆衛生の改善に尽力しています。
IQVIAは、患者個人のプライバシー保護におけるグローバルリーダーです。当社は、医療関係のステークホルダーが疾患パターンを特定しより優れたアウトカムを得るために要される正確な治療経路や治療法と関連付ける規模の情報を生成・分析する一方で、個人のプライバシーを保護するために、プライバシーを強化するさまざまなテクノロジーやセーフガードを採用しています。また、IQVIAのインサイトと実行力は、バイオテクノロジー、医療機器ならびに製薬企業、医療研究者、政府機関、保険者やその他の医療関係のステークホルダーが、疾患や人間行動、科学の進歩をより深く理解し、治療に向けた道程を前進させる支援をしています。
IQVIAの詳しい情報はこちら(www.iqvia.com)をご覧ください。
日本向けのURLはこちら(www.iqvia.co.jp)
公益財団法人がん研究会について
がん研究会は、日本初のがん研究専門機関として明治41年(1908年)に発足して以来、「がん克服をもって人類の福祉に貢献する」ことを基本理念として掲げ、研究所と病院が一体となってがんの本態と個性を明らかにし、がんの診断・治療・予防に貢献すると共に、生命科学の先端を開拓することを目指しています。その実現に向けて、新薬開発のための臨床試験(治験)や、新たな治療法・診断法の開発につながる臨床研究を積極的に実施しています。また、基礎研究を診断・治療法の開発へつなげる橋渡し研究、いわゆる「トランスレーショナルリサーチ」も推進しています。
(https://www.jfcr.or.jp/)
関連PDF
- プレスリリース文書
(861.9KB )