お知らせ
2011年4月1日をもって「公益財団法人がん研究会」へ移行しました
2011年04月05日
がん研究会は1908年に設立され、1934年に西巣鴨の地に研究所と病院を建設して以来、民間のがん専門機関として、一貫して、「がんの克服を持って人類の福祉に貢献する」ことを目的に、がん研究とがん医療の推進を柱とする各種事業を推進しております。
1980年代からは、世界に先駆けて分子生物学的手法を取り入れ、数多くの世界的な研究成果を上げて国内外のがん研究を牽引するとともに、国内随一の豊富ながんの臨床例を用いた研究から、がんの新たな病理診断分類の提唱や、各種がんの標準的手術術式の確立を行うなど、世界のがん研究の進展とがん医療の発展において、まさに先導的役割を果たして参りました。
また、がん研究会は、日本癌学会を始めとする数多くの各種がん関連学術団体の立ち上げや運営支援を行うとともに、米国国立がん研究所との共同事業としてがん研究者の国外派遣を長年にわたって行うなど、国内のがん研究の振興を支援するとともに、国内の拠点医療機関で指導的立場に立つがん臨床医を数多く育成し、がん医療の発展に大きく寄与しております。
2005年には、江東区有明への移転に伴い、国内を代表するがん専門機関としての使命を再認識し、先進的がん医療を行いながら、日本における次世代がん医療創生に貢献するため、基礎から臨床までの体系的ながん研究を一体として推進する「がん研究拠点」として機能しております。
本財団ではこの度、内閣総理大臣より公益財団法人としての認定を受けて、2011年4月1日より「公益財団法人がん研究会」として新たなスタートを致しました。民による公益を目指し、がん克服のため最善の努力をいたす所存でございますので、なにとぞ一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2011年4月