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【がん研セミナー(5月27日)のお知らせ「生体蛍光イメージング技術が拓く:次世代がん研究・がん医療」今村 健志 博士(愛媛大学大学院医学系研究科 分子病態医学講座・教授)】

2013年05月07日

がん研セミナー(5月27日)のお知らせ

 

演題:生体蛍光イメージング技術が拓く:次世代がん研究・がん医療

 

演者:今村 健志 博士

   愛媛大学大学院医学系研究科 分子病態医学講座・教授

 

抄録:

がんは多くの複雑なプロセスから成り立っており、これをより包括的に理解するためには、組織を固定して得られるスナップショット的な空間情報や細胞などの試験管内の情報だけでなく、実際に生体内で個々の細胞や生体分子が時間的・空間的にどのような機能動態をとるかを知る必要がある。蛍光生体イメージングは、生体内の細胞や分子を動物が生きたまま検出・解析する方法である。近年、蛍光プローブ作製技術が進歩し、さらにはレーザーや顕微鏡などの光学機器の性能が飛躍的に向上したことで、蛍光生体イメージングが新しい研究分野として確立されつつある。

本発表では、蛍光生体イメージングについて、特にがん研究領域での応用を中心に紹介する。具体的には、我々が開発した新規生体蛍光観察システムを用いた担がんマウスにおける腫瘍新生血管の観察や抗血管新生療法の評価、異なる波長の複数の蛍光プローブを用いた多元的蛍光イメージングなどの例を紹介する。さらに、生体深部イメージングのために我々が開発した新規多光子励起顕微鏡を用いた実験例を示し、蛍光生体イメージングの技術革新の現状と今後、さらにそのTR研究の現状と医療応用の可能性について考察する。

 

日時:2013年 5月27日(月) 18:00〜19:00

 

場所:吉田講堂

 

連絡先:野田 哲生(内線5231)

 

(本セミナーは、臨床研究セミナーと共同で開催いたします。)

 

*外部の研究者のご来聴を歓迎いたします。尚、本セミナーの内容は専門的であり、医学・生物分野の研究に携わる方を対象としております。

 

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