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【ニュースリリース】がん研究会・がん研有明病院とAIメディカルサービス、 内閣府主催の「第5回 日本オープンイノベーション大賞」で、 「日本学術会議会長賞」を受賞 〜産学連携を通じた内視鏡AIの開発が顕著な取り組みとして評価〜

2023年01月30日

公益財団法人がん研究会(所在地:東京都江東区、理事長 浅野 敏雄、以下「がん研究会」)・公益財団法人がん研究会 有明病院(所在地:東京都江東区、病院長 佐野 武、以下「がん研有明病院」)と内視鏡の画像診断支援AI(人工知能)を開発する株式会社AIメディカルサービス(本社:東京都豊島区、代表取締役CEO:多田 智裕、以下「AIM」)は、2023年1月20日に内閣府から発表された「第5回 日本オープンイノベーション大賞」受賞者の決定において、内視鏡の画像診断支援AIの研究開発が、学術の視点から特に顕著な取り組みとして「日本学術会議会長賞」を受賞したことを発表します。
日本オープンイノベーション大賞は、平成30年に設立され組織の壁を越えて知識や技術、経営資源を組み合わせ新しい取り組みを推進、日本の今後のロールモデルとして期待される先導性や独創性の高い取り組みを表彰するものです。


●受賞内容の詳細について
賞 名 日本学術会議 会長賞
取組・プロジェクト名称 内視鏡の画像診断支援 AI(人工知能)の開発
受賞者 ・ 多田智裕((株)AI メディカルサービス 代表取締役 CEO)
    ・ 藤崎順子((公財)がん研究会 有明病院上部消化管内科消化器内科部長
      上部消化管内科部長 健診センター長)
    ・ 平澤俊明 ((公財)がん研究会 有明病院 上部消化管内科 胃担当部長)
    ・ 由雄敏之((公財)がん研究会 有明病院 上部消化管内科 食道担当部長)
    ・ 内海潤((公財)がん研究会 法務・知財室 シニアアドバイザー)

・第5回 日本オープンイノベーション大賞 の詳細は以下内閣府HPからご参照いただけます。
https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20230120oip.html

■がん研究会・がん研有明病院とAIMの取組について
がん研有明病院とAIMは、2017年から産学連携を通じた内視鏡画像診断支援AIの研究および開発を本格的に開始し、がん研有明病院の医師とAIM多田智裕の共同執筆、または、共同研究に関連する計14本の内視鏡AIに関する学術論文を発表してまいりました。

2018年には、がん研有明病院の平澤俊明医師を筆頭著者として、世界初の内視鏡AIによる胃がん検出論文を発表しました(Hirasawa T, et al. Gastric Cancer. 2018;21(4):653-660.)。また2019年には、がん研有明病院の由雄敏之医師を責任著者として、世界初の食道がん検出AI開発に成功と報告しました(Horie Y, Yoshio T, et al Gastrointest Endosc. 2019 89(1):25-32 )。また、本研究の開始時から知財マネジメントを重視し、がん研究会とAIMが共同出願し、内視鏡AIに係る基本的な特許(日本国特許第6657480 号、PCT/JP2018/040381)を取得しました。関連技術ならびに改良技術も含め、関連特許出願は累計6件に上ります。

■内視鏡AIの開発に至った背景
世界的に胃がんの罹患者数は年間100万人以上、死亡者数は80万人にのぼり、がん死亡者数の内訳で見ると第4位に位置します。また、日本においては胃がんの罹患者数は全体の第3位、がん死亡者数でも第3位となっています。

胃がんは、早期に発見できれば十分治癒可能な疾患ですが、病気が進行すると死亡率が高まります。一方で、早期の胃がんは経験のある専門医でも判別が難しく、2割程度が見逃されているとも言われています。

胃がん鑑別AIを用いることで、非専門医でも専門医並みの精度で、早期胃がんを発見することが可能となり、早期胃がんの見逃し低減が期待できます。また、人工知能の特性として、いつ・どこで利用しても性能は一定であるため、究極的には、過疎地域や離島でも、国内トップクラスの医療機関と同等の診断を受けることが可能となり、内視鏡検査の品質の均てん化にも繋がります。

以 上

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