印刷

患者さん・ご家族の方へ
患者さん・ご家族の方へ

看護師の特定行為について

最終更新日 : 2025年10月14日

看護師による特定行為とは

特定行為とは、あらかじめ医師が定めた手順書により、特定行為研修を修了した看護師が実施する診療の補助行為です。

当院では特定行為研修を修了し、院内での審査に合格した看護師が特定行為を実践することで、患者さんに対しより適切な医療をタイムリーに提供できる体制を目指しています。

当院で実施する特定行為

当院では、研修を修了した看護師が以下の特定行為を実施しています。

特定行為区分 概要
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 侵襲的陽圧換気の設定の変更
非侵襲的陽圧換気の設定の変更
人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整
人工呼吸器からの離脱
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 気管カニューレの交換
腹腔ドレーン管理関連 腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された穿刺針の抜針を含む。)
栄養に係るカテーテル管理
(中心静脈カテーテル管理)関連
中心静脈カテーテルの抜去
栄養に係るカテーテル管理
(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連
末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入
創部ドレーン管理関連 創部ドレーンの抜去
動脈血液ガス分析関連 直接動脈穿刺法による採血
橈骨動脈ラインの確保
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
脱水症状に対する輸液による補正
血糖コントロールに係る薬剤投与関連 インスリンの投与量の調整

特定行為に関する情報

特定行為に関して詳しくお知りになりたい方は、下記をご確認ください。

厚生労働省 特定行為に係る看護師の研修制度

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077077.html

看護師の特定行為研修制度 ポータルサイト

https://portal.tokutei-nurse-council.or.jp/index.html

特定行為に関するお問い合わせ

特定行為研修受講中の看護師が実習にて特定行為を実施する際は、必ず医師または指導者が立ち会います。特定行為研修修了者は医師の指示に基づき単独で行為を行いますが、研修に加え当院内での審査を合格した看護師が対応いたしますのでご安心ください。

もし研修生や特定行為研修修了者による特定行為の実施に同意をされない場合は、いつでもお申し出いただけます。

また、拒否したことを理由に治療および看護上不利益を被ることはございません。

特定行為の実施に関して、ご質問・ご意見がございましたら、主治医や看護師、患者相談窓口にご相談ください。
皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

このページのTOPへ