最終更新日 : 2025年10月23日
目次
婦人科グループ
メンバー:外岡、千葉、小嶋
診断について
婦人科グループでは、子宮・卵巣など女性生殖器の腫瘍性疾患を扱います。子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌などの主要な疾患に加え、膣・外陰原発の腫瘍や、肉腫などの非上皮性腫瘍も含めた幅広い領域の診断に携わっています。
現在、HRD statusやMMRをはじめとする様々なバイオマーカーが婦人科悪性腫瘍の分子標的治療の適応の判断に用いられており、これらの検査には病理医も重要な役割を果たしています。
婦人科グループは婦人科、放射線科、総合腫瘍科と週1回のキャンサーボードを通じて個々の症例について詳細な検討を行っています。診断・治療方針の決定に際しては互いに緊密な連携を図り、一人ひとりに合わせた質の高い医療の提供を目指しています。
2024年 (1月ー12月)診断実績
- 組織診 3,640件
(生検:1,839件、手術:943件、術中迅速:323件、他院標本見直し(セカンドオピニオン含む):535件) - 細胞診 21,500件程度(婦人科領域)
研究について
特に以下の内容に焦点を当てて研究を進めています。
- 子宮原発 Inflammatory myofibroblastic tumor (IMT)の組織学的・分子病理学的解析
- 子宮体癌の分子分類と蛋白発現の関係について
- 子宮頸部HPV非依存性腺癌の免疫組織化学的特徴について
- Uterine tumors resembling ovarian sex cord tumors (UTROSCT)の組織発生について
- 中腎様腺癌の細胞病理学的検討
- タキサン系薬剤投与後の子宮内膜の組織学的変化について










