医療安全体制の監査について

最終更新日 : 2023年7月13日

2021年度 第1回

公益財団法人がん研究会有明病院 医療安全監査委員会

1.開催日時 : 2021年10月27日(水) 9時25分から10時29分
2.開催場所 : がん研究会有明病院  会議室AB
3.出席委員 :
外部委員・委員長 遠山 信幸(医師:自治医科大学附属さいたま医療センター教授)
外部委員 大滝 恭弘(弁護士:帝京大学医療共通教育研究センター教授)
外部委員 瀧澤 邦夫(医療を受ける者)
内部委員 斎藤 彰一(がん研究会有明病院 消化器内科医師)
4.がん研出席者 :
管理者 佐野 武(病院長/病院本部長)
医療安全管理責任者 大野真司(副院長)
医療安全管理部長 山本 豊(医師)
医薬品安全管理責任者 山口 正和(院長補佐/薬剤部長)
院内感染対策部 羽山 ブライアン(副部長)
医療安全管理者 両角 陽子(医療安全管理部 看護師長)
医療安全管理者 根本 真記(医療安全管理部 主任薬剤師)
オブザーバー 馬場 慎也 (がん研究会 チーフコンプライアンスオフィサー)
幹事 野本 啓司(医療QMC事務室室長)
幹事 上平 隆二(医療QMC事務室課長代理)
幹事 丹下 梓美(医療QMC事務室事務員)
幹事 山口 智美(医療QMC事務室事務員)
5.監査の内容 :
  1. COVID-19対応の現状
  2. インシデント・アクシデントレポート報告数の分析
  3. 画像診断・内視鏡・病理の検査結果確認漏れ対策の現状
  4. 医薬品安全管理体制について
6.監査結果・監査委員
  からの講評
  1. 医療安全に関する危機管理が適切に行われていることを是非患者にも周知していただきたい。また、診療予約の待ち時間については、大幅な遅延がないよう待ち時間短縮に努めていただきたい。
  2. 貴院の医療の安全管理に対する取り組みが素晴らしい体制であることが窺がえた。今回の当委員会で確認した個人情報に関するトラブルは取り扱いが難しい面があり、法改正の面での難しさが窺える。また、医薬品安全管理委員会については、発足されたばかりということであるため、これからますます整備されていくことが窺がえた。素晴らしい取り組みを継続していただきたい。
  3. コロナ禍での制限がある中で、医療安全管理部の改善に対する努力がみられ素晴らしいと感じた。他施設ではクラスターが発生する中、当院では感染対策についても最善を尽くしていることが窺がえる。
  4. 新型コロナ関連の影響で、通常より時間が短縮された中での開催であったが、課題に取り組んでいる姿勢は素晴らしいものであった。次回は、可能であれば通常の時間帯枠での開催と現場確認などを含めた麻薬管理の場面などを拝見させていただきたい。
7.監査結果に対する対応状況
  1. 講評1に対する対応状況
    待ち時間の改善状況を定期的に確認し、トータルケアセンターと情報共有し、対応策を検討予定。
  2. 講評4に対する対応状況
    次回の委員会の際に、通常の時間帯枠での開催と現場確認などを含めた麻薬管理の場面などを盛り込むこととする。

2021年度 第2回

公益財団法人がん研究会有明病院 医療安全監査委員会

1.開催日時 : 2022年2月22日(木) 9時59分から11時04分
2.開催場所 : がん研究会有明病院  会議室AB
3.出席委員 :
外部委員・委員長 遠山 信幸(医師:自治医科大学附属さいたま医療センター教授)
外部委員 大滝 恭弘(弁護士:帝京大学医療共通教育研究センター教授)
外部委員 瀧澤 邦夫(医療を受ける者)
内部委員 斎藤彰一(医師:がん研究会有明病院 下部消化管内科部長)
4.がん研出席者 :
管理者 佐野 武(病院長/病院本部長)
医療安全管理責任者 大野真司(副院長)
医療安全管理部長 山本 豊(医師)
医薬品安全管理責任者 山口 正和(院長補佐/薬剤部長)
医療機器安全管理責任者 三谷 浩樹(医師/頭頸科部長)
オブザーバー 馬場 慎也 (がん研究会 チーフコンプライアンスオフィサー)
医療安全管理部 臨床工学技士 馬場 誠一郎 (MEセンター主任技師)
幹事 野本 啓司(医療QMC事務室室長)
幹事 上平 隆二(医療QMC事務室課長代理)
幹事 丹下 梓美(医療QMC事務室事務員)
幹事 山口 智美(医療QMC事務室事務員)
5.監査の内容 :
  1. インシデント・アクシデントレポート報告数の分析
  2. 画像診断検査結果確認漏れ対策の現状
  3. 医療機器安全管理体制について
6.監査結果・監査委員
  からの講評
  1. 医療安全管理体制が整備されていることを確認し、大きな問題はないと考える。新型コロナウイルスの流行において職員の研修に制限がある。対面式の研修ができず、e−learning形式による研修の実効性は不透明であるが、次回の監査委員会で現場の巡視と併せて確認できれば良いと考える。また、ホームページに医療安全監査委員会の内容が掲載されているが、掲載場所がわかりにいため、患者にアピールできる配置を検討されたい。
  2. 毎年、素晴らしい医療安全体制を整えていると見受けられ、今回も有害事象の発生に際してはシステムエラー、ヒューマンエラーの両側面において効果がある対策を構築していると感じる。
  3. 病理診断のレポートの既読機能が早くできると良い。
  4. 毎回、医療安全が少しずつ進展しており、患者が安心して受診できる病院のためこれからも継続していただきたい。
7.監査結果に対する対応状況
  1. 講評1に対する対応状況
    ホームページのトップページにある「病院紹介」に「医療安全体制の監査について」として掲載した。
  2. 講評3に対する対応状況
    病理システムと医療用画像管理システムを連携させる改修を行い病理診断レポートにも既読機能を実装した。また、診療情報管理委員会管轄で報告書確認対策チームを発足し令和4年4月27日から第三者チェックも開始した。

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