患者さん・ご家族の方へ
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がんと上手に付き合うためのヒント
最終更新日 :
2025年10月22日
家族としてどのように本人を支えればよい?
●大切な人を支え、家族自身のことも大切にするために
がんという病気の困難な体験を乗り切っていく人を「がんサバイバー」と呼ぶことがあります。がんサバイバーには、患者さんだけでなく、家族なども含まれます。がんという病気や治療は、家族など周囲にも影響を及ぼすことが知られているからです。
患者さんは「いてくれるだけで心強い」と感じていることもあります。一方で、家族それぞれの立場での悩みや戸惑いもあるのではないでしょうか?
家族としてどのように本人を支えられるか悩んだときには
- 患者さんの気持ち・意向を理解し、尊重するように意識する:患者さんの話を聞く、してほしいこと/してほしくないことを共有する、患者さんの意向か/家族の意向かを考える など。
- 不確かな情報に惑わされないようにしながら、病気や治療について理解する:がん情報サービス・がん研有明病院「がんに関する情報」の活用、大切な説明時の診察同席、相談窓口の利用 など。
- 大切な人だけではなく、家族自身のことも大切にする:食事・睡眠・気分転換など暮らしを整える、信頼できる人と話をする、相談窓口の利用 など。
●がん研有明病院サポートグループ「家族の会〜大切な人を支えるために〜」
同じような体験をしている家族同士の情報交換を通して、家族の立場で、病気や治療と付き合いながら生活することに関するヒントを得ることを目的として、サポートグループを開催しています。
がん相談支援センターの専門看護師・認定看護師、医療ソーシャルワーカーも参加して、ミニ講座と情報交換を行っています。
| 内容 | |
|---|---|
| ミニ講座 | ●大切な人を支え、そしてあなた自身のことも大切にするために |
| 情報交換のテーマ | ●家族としての戸惑い・困りごと、工夫 など |
●お役立ち情報
役立つ情報源の例をご紹介します。
- 国立がん研究センターがん情報サービス「症状を知る/生活の工夫>ご家族、まわりの方へ」 https://ganjoho.jp/public/support/family/fam/index.html
●がん研有明病院のなかの主な相談窓口
- がん相談支援センター *家族のみでも、患者さん・家族一緒でもご利用いただけます。
- 医師
- 看護師
- 腫瘍精神科 家族ケア外来

