がんに関する情報
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膀胱がん

膀胱がん

最終更新日 : 2019年11月19日
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がん研有明病院の膀胱がん診療の特徴

膀胱がんの治療は、筋層浸潤を有さない比較的早期のがんと、筋層浸潤を有する浸潤がん(浸潤性膀胱がん)に分けて考えられます。

当科では、特に浸潤がんに対する膀胱全摘術を数多く行っております。リンパ節転移を有する進行がんであっても、遠隔転移(肺、肝臓、骨など他の臓器への転移)がない場合には、積極的に根治を目指した治療に取り組んでいます。

浸潤性膀胱がんであっても、膀胱を温存できる可能性のある一部の患者さんに対して、抗がん剤の治療、放射線療法、手術を組み合わせた膀胱温存療法(低用量化学放射線療法併用膀胱部分切除)にも取り組んでおります。それぞれの患者さんの状況に合わせて、治療方針を提案いたします。

当科における筋層浸潤性膀胱癌の治療

・ダビンチXiによるロボット支援膀胱全摘除(回腸導管/新膀胱造設)

当院ではダビンチXiを使用したロボット支援下での膀胱全摘除を積極的に施行し、手術侵襲の軽減に努めております。全摘後の尿路変向法としては新膀胱造設もしくは回腸導管法が原則ですが、いずれにするかは患者さんの意向を尊重して決定しています。

・筋層浸潤性膀胱癌に対する膀胱温存療法

筋層浸潤性膀胱癌でも、いくつかの適応基準を満たした患者さんは、膀胱温存療法が選択肢の1つになります。膀胱全摘除を治療方針として他院で提示された方も、当院で膀胱温存できた方も多くいます。セカンドオピニオン/診察に一度来院されて下さい。

当科における筋層非浸潤性膀胱癌の治療

経尿道的腫瘍切除術 (TUR-Bt) +/− 膀胱内注入療法

腫瘍の悪性度が低く、多発傾向の乏しい場合、TURおよび術後24時間以内の抗がん剤(マイトマイシンCやアドリアマイシン)単回注入療法とし、通常、その後の補助療法は行わずに経過観察をします。
腫瘍の悪性度が高いか、多発傾向の強い場合には、TURのあとでもう一度TURを行い削り残しや、筋層浸潤の見落としがないかを確認します。これをセカンドTURと呼びます。筋層への浸潤が否定されたならば再発予防を目的とした注入療法を行います。注入療法に用いる薬剤としては、BCGもしくはマイトマイシンCやアドリアマイシンなどの抗がん剤です。
BCGの方が有効性は高いのですが、副作用が強いのが欠点です。

膀胱がんの治療成績

(膀胱全摘施行例におけるがん特異的生存率)

pT1: 粘膜上皮下結合織に浸潤する腫瘍
pT2: 筋層に浸潤する腫瘍
pT3: 膀胱周囲組織に浸潤する腫瘍
pT4: 周囲臓器等に浸潤する腫瘍(前立腺間質、精嚢、子宮、骨盤壁等)
pN0: リンパ節転移を認めない
pN+: 所属リンパ節に転移を認める

※術前化学療法を施行した症例を含んでいます

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