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診療科・部門紹介
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AI医療推進室

AI医療推進室

最終更新日 : 2023年3月22日

AI医療推進室とは

医学・医療情報の量が飛躍的に増加し、人間が記憶し処理できる域を超えています。特に最近のがん研究やがん診療における医療情報データ量は加速度的に増加し、専門医であっても対応に労するようになっています。AIは人間より記憶・計算・認識に優れていて、人間と異なり疲労・睡魔・空腹感を感じません。AIは教えた通りに働き、我々に時間という貴重なプレゼントを提供してくれます。

優れたAIを育てるために、人間が「丁寧に整理された情報データ」を多く準備しなくてはなりません。患者個別に最適ながん診療を提供するAIを創生するためには、臨床データや医用画像デジタルデータを整理・構造化してAI教材として準備しなくてはなりません。現在、全医用画像のデジタル化を目指してデジタル病理を推進しています。リキッドバイオプシーなどの最先端研究成果と、電子カルテ内の臨床情報を集めた統合がん臨床データベースとの連携も進めています。

共同開発企業の研究開発者の皆様と本院の各部署の協力で、AIホスピタルモデルに向けて邁進しています。目指すゴールは、AIを有する統合がん診療支援システムを開発し、それを基幹として病態・病状の多様性や変化に細かく対応する最適なプレシジョンがん診療を提供することです。

実績

内閣府が日本の近未来像を描いてAIの社会実装を目指して主導する戦略的イノベーション創造プログラム(第2期)「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」に参画しました。プログラムディレクターは、がんプレシジョン医療研究センターの中村祐輔顧問です。

株式会社情報通信総合研究所とがん治療成績の簡易ノモグラムを開発しました。
株式会社日立製作所とAI薬剤師問診支援を開発しています。
株式会社NTTデータと高度インフォームドコンセント支援ソリューションを開発しました。

研究所物理部内に、画像系AI研究開発ラボ設置しました。臨床的課題を解決するAI/機械学習研究を始めています。

トピックス

  1. データベース開発室において、統合がん臨床データベースを開発しています。
  2. 病理診断支援AIを開発しています。
  3. 給食誤配膳防止システムを開発しています。

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