診療科・部門紹介
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各部署紹介

各部署紹介

最終更新日 : 2023年6月26日

10階東病棟(肝胆膵外科・肝胆膵内科病棟)

病気に向き合う患者さんとご家族の心と体をサポートします
看護師長  縄野 一美
副看護師長 岩澤 邦代

部署紹介

10階東病棟は肝胆膵外科・肝胆膵内科で構成された46床の病棟です。読んで字のごとく、肝臓、胆道、膵臓の臓器にがんを患った方が入院されます。中でも膵臓がん、胆道がんなど、他病院で治療困難と診断され、紹介やセカンドオピニオンで当科の外来を訪れる患者さんも少なくありません。正確な診断と迅速な治療開始のために、診断期から手術期、回復期のニーズに対応できるよう努めています。基準を満たした施設でのみ実施可能な腹腔鏡下手術やロボット支援型手術が行われ、メリットとリスクを見極めた上で難易度の高い手術患者さんに関わっています。

内科の領域では患者さんへ体の負担が少ないIVR(Interventional Radiology)画像下治療が、がんの診断・治療・症状コントロールなど様々な目的で行われています。また、化学療法の導入から外来への移行、終末期と様々な段階の患者さんが入院され、肝胆膵領域の様々な年齢や治療段階の患者さんのケアに日々あたっている病棟です。

こんな看護をしています

10階東病棟の入院期間は検査・診断、手術療法、IVRや化学療法など入院目的により2泊3日程の検査入院から1か月前後と様々です。

外科的治療、薬物療法だけでなく、積極的に心身の苦痛を取り除く緩和治療などの集学的な治療と看護を大切にしています。

病棟スタッフの構成はスタートレベル看護師~熟達した看護師と様々な年代、経験を持つ病棟看護師をはじめ、医師、薬剤師、医療ソーシャルワーカー、臨床心理士、管理栄養士、理学療法士、作業療法士やメディカルクラークと連携を取り有効な治療が安全に安心して受けられるよう配慮しています。

Perioperative team at Cancer Institute Hospital 通称PELICANと命名された、入院前より多職種が介入する周術期プログラムを展開し早期退院できるよう支援しています。

難治がんと言われる胆道がん、膵臓がんにおいては、遺伝子解析の成果を分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬の投与が期待され、臨床試験が進んでいます。そのように個々の遺伝子を調べ、その結果に基づいて治療を選択していくゲノム医療、個別化医療を希望する患者さんも増えることが予測されます。2022年からは神経内分泌腫瘍(NET)の患者さんに「ルタテラ」の投与も開始され、更なる治療効果の向上と看護実践に努めています。

このように最新の知識と技術の習得と共に、日常のケアを通して各々のスタッフが成長していけるよう切磋琢磨しています。

職場内研修

  • 肝胆膵領域の手術療法と看護について
  • 肝胆膵領域の化学療法のレジメンについて
  • 肝胆膵領域のIVRについて
  • 管理栄養士との栄養管理・経管栄養などの勉強会、NST
  • 認知症患者のケア
  • 緊急時・急変対応について
  • エンゼルケアについて
  • PURPLESTRIDE TOKYO

2023年4月30日に膵がん撲滅キャンペーンの「PURPLESTRIDE TOKYO」に病棟スタッフみんなと参加してきました!!

医師・看護師の他、ナースエイドや外来看護師、ATCのスタッフに加えて、ご夫婦・お子さん連れでのファミリー参加もあり、良い交流の機会になりました。

参加者で芝公園周囲を「Run 5Km」「Walk 5Km」に分かれて一回りして、某医師からの差し入れのお弁当を食べました。

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    回診の様子、毎日朝夕患者さんのベッドサイドに出向きます
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    左)IVRからの帰室の様子
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    右)術後の患者さんと歩行練習の様子
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    勉強会の様子

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