診療科・部門紹介
診療科・部門紹介

各部署紹介

各部署紹介

最終更新日 : 2025年6月16日

8階東病棟(呼吸器外科・呼吸器内科・脳腫瘍外科病棟)

「チーム一丸となり患者さん・ご家族を中心とした看護ケアを提供し、入院生活を支援します」

部署紹介

8東病棟は、肺癌(呼吸器外科・内科)や転移性肺腫瘍、縦隔疾患、脳腫瘍、泌尿器がん(膀胱、腎臓、前立腺等)の患者さんが治療を受けています。呼吸器外科では、2018年よりロボット支援下胸腔鏡下手術を導入しています。術式によっては、術後4日目で退院が可能となっています。また、呼吸器内科では「がん遺伝子検査」を行い遺伝子変化に対応した薬剤が使用されまた、免疫チェックポイント阻害薬などの新薬やそれらの組み合わせたレジメンも増えたことで、肺がん治療は飛躍的に進化しています。

2023年からは脳腫瘍外科の診療科が新たに開設されました。主に神経膠腫や転移性脳腫瘍の患者さんが手術、放射線治療、抗がん剤治療を受けています。術後の管理や日常生活に早く戻れるようリハビリも積極的に行っています。患者さんが安心して治療を受けられるように支援し、退院後も地域で安心して生活ができるよう多職種と協力しながら看護を提供できるよう努めています。

2024年度からは泌尿器科が加わりました。膀胱がん、前立腺がん、腎臓がんなどの患者さんが化学療法、手術を受けるために入院されています。ほとんどの患者さんは1週間以内に退院されており、術後のセルフケア支援を行っています。

すべての診療科において、薬剤師(例;副作用対策や薬剤調整など)、MSW(退院調整など)、栄養士、OT、PT、ST、緩和ケアチーム(疼痛コントロールや呼吸困難感などの軽減など)といった、多職種チームと常に連携を取りながら支援する体制をとり、治療が完遂できるよう努めています。

こんな看護をしています

呼吸困難感、痛みなどの症状がある際には、PCT(緩和ケアチーム)と連携し症状緩和に努め、患者さんの症状に合わせて安楽に生活を送っていただけるよう、酸素療法、体位や日常生活の工夫、身の回りの環境整備、薬物療法、自宅の環境調整などを行います。入院患者さんの約3割が75歳以上の高齢者の方です。手術や薬物療法、放射線療法のオリエンテーションを丁寧に行い、DST(認知症ケアチーム)とも協力し、安全に入院生活を送れるようサポートしています。患者さん、ご家族の持っている力を十分に発揮できるように支援しながら術後は合併症予防に向け早期に離床を促したり、抗がん剤や放射線治療を受けている患者さんには、退院後も安心して日常生活を送れるよう、セルフケア支援を行います。一方で、若年患者さんも増加しており、子どもに自分の病気をどのように伝えていくか、治療を継続しながらも自分らしく生活が送れるよう、患者さん・家族の方とともに考えます。

更に患者さんにACP(アドバンスケアプランニング)を導入し、どのステージの患者さんも、自身が納得のいく治療を選択し、継続、退院後も希望する生活ができるように、医師をはじめソーシャルワーカー、ケアマネジャー、訪問看護師等の院内外の医療スタッフと協力して支援しています。

職場内研修(一例)

  1. 呼吸器外科医師・呼吸器内科医師・脳腫瘍外科医師による講義
    ・肺がん・脳腫瘍 総論
    ・肺がん・脳腫瘍 手術療法
    ・胸腔ドレーン管理
    ・画像・心電図の見方
    ・人工呼吸器管理
    ・化学療法総論
    ・免疫治療
    ・治験・臨床試験について
  2. 病棟看護師が講師となり勉強会を開催
    ・肺がん化学療法中の看護ケア
    ・緊急時の看護技術のシミュレーション
    ・看護技術勉強会(新人看護師対象)
    ・せん妄対策・ACP  など
  • *支援者ミーティングでの風景
    みんなで、今月の目標など共有しています。
  • *電子カルテの見方を説明しています。
  • *採血の練習風景(先輩の腕を借りて…)
  • *8東病棟の守り神…かにこちゃん
    (患者さん手作りのかにこと共に)

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