
各部署紹介
8階東病棟(呼吸器外科・呼吸器内科・脳腫瘍外科病棟)
「チーム一丸となり患者さん・ご家族に寄り添うケアを提供します」
部署紹介
8東病棟は、肺癌(呼吸器外科・内科)や転移性肺腫瘍、縦隔疾患、脳腫瘍の患者さんの治療を行っている病棟です。呼吸器外科では、ロボット支援下胸腔鏡下手術を導入しています。(2018年2月〜)術式(部分切除)によっては、術後4日目で退院が可能となっています。また、呼吸器内科では「がん遺伝子検査」を行い遺伝子変化に対応した薬剤が使用されまた、免疫チェックポイント阻害薬などの新薬やそれらの組み合わせたレジメンも増えたことで、肺がん治療は飛躍的に進化しています。
2023年4月からは脳腫瘍外科の診療科が新たに開設されました。脳腫瘍外科患者さんが安心して治療を受けられ、地域で安心して生活ができるよう多職種と協力しながら看護を提供できるよう努めています。薬剤師(例;副作用対策や薬剤調整など)、MSW(退院調整など)、栄養士、OT、PT、STさん、緩和ケアチーム(疼痛コントロールや呼吸困難感などの軽減など)といった、多職種チームと常に連携を取りながら支援する体制をとり、治療が完遂できるよう努めています。
こんな看護をしています
入院患者さんの約4割が70歳以上の高齢者の方です。手術や薬物療法、放射線療法のオリエンテーションを丁寧に行い、術後は合併症予防に向けた早期離床に勧めたり、退院後も安心して日常生活を送れるよう、患者さん・ご家族とともにセルフケア支援を行うよう心がけています。また、ケアマネジャーと連携し、訪問看護・訪問診療の社会資源を活用することを提案しながら、退院後の生活にも目を向けた看護を提供しています。
一方で、若年患者さんも増加しており、子どもに自分の病気をどのように伝えていくか、治療を継続しながらも自分らしく生活が送れるよう、患者さん・家族の方とともに考えながら、サポートしています。
呼吸困難感、痛みなどの症状がある際には、PCT(緩和ケアチーム)と連携し症状緩和に努め、できる限り患者さんの症状に合わせながら安楽に生活を送っていただけるよう、酸素療法、体位や日常生活の工夫、身の回りの環境整備、薬物療法、自宅の環境調整などを行います。
職場内研修(一例)
- 呼吸器外科医師・呼吸器内科医師・脳腫瘍外科医師による講義
・肺がん・脳腫瘍 総論
・肺がん・脳腫瘍 手術療法
・胸腔ドレーン管理
・画像・心電図の見方
・人工呼吸器管理
・化学療法総論
・免疫治療
・治験・臨床試験について - 病棟看護師が講師となり勉強会を開催
・肺がん化学療法中の看護ケア
・緊急時の看護技術のシミュレーション
・看護技術勉強会(新人看護師対象)
・せん妄対策・ACP など
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*支援者ミーティングでの風景
みんなで、今月の目標など共有しています。 -
*電子カルテの見方を説明しています。 -
*採血の練習風景(先輩の腕を借りて…) -
*8東病棟の守り神…かにこちゃん
(患者さん手作りのかにこと共に)